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2015年3月21日 (土)

一番好きな国はもちろん祖国日本です、二番目は中国です

 小泉や安倍がどうして中国・韓国を刺激するのを承知で靖国神社へ参拝するのか、ボウフラはボウフラの頭でずっと考えております。戦犯を合祀後は昭和天皇だってご参拝あそばされなかった。

 自民党政権内には、あえて中国と韓国を怒らせる「必要がある」かのように定期的にこの刺激的発言ないし行動を示す人がいる。今、亡霊のような、というかとっくに亡霊そのものである「日本は世界の盟主として君臨する」を意味する言葉を大舞台で述べる女もいる。日本が盟主になっちゃいけない。ロマンとして明け方の夢に見るなら良いけど(それでも危険だが)人様の聴いている(外国だって当然聴いている)場所で述べちゃいけない。血塗られた歴史を持つ1万キロ東の某大国が世界の盟主であろうとしてその「世界」をどれほどの混乱に陥れたか、ちゃんと振り返るがよい。それにその言葉が間違っていることは、海軍主計将校から首相にまでなった中曽根だって認めている。面積でアメリカの25分の1、中国の25分の1、人口だって両国の数分の1、十分の1だった日本が、アジアの盟主になろうとした。世界の盟主になろうとした。資源もないのに。結果が、300万同胞の死とすべての主要都市の壊滅だ。ボウフラは反省という言葉が大嫌いだが、少なくとももう戦争をする国家を目指してはいけないだろうと思う。絶望の焦土から希望だけをエネルギーに復興を果たし経済的繁栄をなし得た父の世代の人々ならびにその成果を密かに誇りに思うべきだろう。

 ボウフラの父その人は、復興を果たした原動力の世代の一員でもあったが中国大陸で戦闘行為に手を染めた人でも、あったのだが。(実際に中国大陸で何があったのか、彼は決して語らなかった。ひじのところについた、大きな銃弾の貫通痕の由来についてもついに語らなかった。)

 2012年に小説家から知事になった男がアメリカで突然、南の島の帰属について爆弾(まさに爆弾だった)発言をなした。中国と日本の関係は一気に悪化したが、あの発言で誰が利益を得たのか、ボウフラはよく考える。ハルピンじゃ大学生とよく議論をした。大学生のなかには、中国と日本を険悪な状態にしておくことはアメリカの戦略だと考えるグループがある。

 ボウフラは当たり前だが日本という国が一番好きだ。(生まれた故国を全身全霊で愛せない人は不幸だ。同情する)2番目に、もちろん今いるこの中国が好きだ。ブログを開設し始めたばかりの頃、コメント書き込みじゃなくメールで「そんなに中国が好きならずっと帰ってくるな」という有難いお叱りというかご指導を得た。畏れ多いので返信はしないが、その方よりたぶん私の方が日本を愛していると思う。祖国を愛して、はじめて他国を愛せるのだ。

 その上で、考える。中国と日本が関係を修復し互いを市場として開放しインフラ整備の技術と人材や資本を交流し合う日が来るなら、アメリカに命じられて無理な紙幣の総量調節なんかしなくてもお金のめぐりは良くなるのではないか。中国は日本とアメリカが等量出資ではじめたアジア開発銀行の向こうを張って共通する目的を持つ別な投資開発銀行を設立するが、資金の4割を中国が供給するということで公平性に懸念を示している。ボウフラは経済のことについて日本の中学校1年生ほどの知識もないが、少なくともアジア開発銀行の日本代表総裁をつとめる麻生がアメリカから「自立」して参加不参加を決定できるほどの男前ではないことは、わかる。

 ロシアは地球上の原油の4分の1を埋蔵する。しかしそれを調査発掘して必要な場所へ運搬するインフラは今なお存在しない。なにぶん地図作製のための地勢調査さえ行われていないシベリアである。極東ロシアの油田を日本の資金で、中国の労働力で開発するという絵を描いたのはジム・ロジャーズだが、ジムのその書籍を読んだ瞬間私が思ったのは、アメリカがそんな絵を許すはずがないということだ。

 だが、ジムがそれを書いてからすでに25年が経った。アメリカにそれを「許さない」だけの力が、今なおあるか? 疑問だ。それなのに、自民党と霞ヶ関には対米従属以外の基本戦略はない。沈む泥船にいつまでもしがみつき続ける事はできないのにアメリカの言うことだけを聞いていれば大丈夫だと考える層は今なおあるようで、中国との関係が少し良くなるととたんに亡霊の呪文を唱える女性議員が現れたり閣僚が靖国神社を訪問したりする。

 単純に安倍に靖国へ行かせ三原に意味不明のことを言わせているのはアメリカか、あるいはあくまで対米従属に固執したい霞ヶ関だということになる。そして私の世界で一番好きな国と二番目に好きな国はいつまでも笑顔で向き合えない。

 ……という「仮説」について、考える。

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