« 「もの」にまつわる考察 | トップページ | 私は他民族の海外での失敗を笑う人間が嫌いだ »

2014年12月29日 (月)

稲田先生だから景気ってどういう意味ですか

 20174月の、消費税率アップの時期に景気が回復していなければアベノミクスは失敗って話ですけど、別に稲田政調会長に突っ込み入れてもしようがないんですけど、景気ってなんなんですか。何年か前から、この言葉を聞くとボウフラは意味も無く反発するようになりました。景気ってどう定義されているのか知りません。選挙の時の街角インタビューでタクシーの運転手さんが「いやー景気が良くなって欲しいですねぇ」というとしたらそりゃ実車率と客単価のアップのことでしょう。商店主なら、商品がもっと売れることでしょうが、その商品が大根なのかセーターなのかバイクなのか米なのかコーヒーなのかCDなのか絵画なのかブランドバッグなのかで景気という言葉はまるっきり違う意味を持つでしょう。

 みんなが景気という言葉を使うけど、その実体ってなんなのかだれか教えて下さい。日経平均のことですか、海外から観光に来る人の数のことですか、名目GDPのことですか、大卒初任給の、全企業平均のことですか、失業率のことですか、東京帝国ホテルのオキュパンシィのことですか、私の給料で買える米のキログラム数のことですか。

 ずっと前から(1980年代の終わりから)景気って言葉には実体なんかなかったんじゃないですか。景気対策として3兆円あまりを市場へ放出するってことですけど、それで得をするのは大手ゼネコンなんですか、必要量の1.5倍は国内にあると言われている建設会社ですか、海外を含む機関投資家ですか、それとも政治家自身ですか。一方では年金が減るわけですよね。年寄りの持っている流動資産を躍起になって放出させようとしている安倍政権ですけど、少し矛盾するようですけど気のせいですか。

 ある政策が日本人全体に等しく「良く」作用することはもうあり得ません。ワタシにとって歓迎すべき政策は必ず誰かにとってはマイナスです。法人税を3%引き下げて国際競争力をつけるってことにしても、そのしわ寄せはどこかには必ず来るわけです。そもそも国際競争力って法人税を下げてどうにかなるもんだったんですか、今の日本で国際的に「競争」して優位に立ってるってたとえば光学機械メーカーとかトヨタとか私の大好きなヤマハというバイクメーカーとか、そういう大手をはじめとして先端技術を持つ企業でしょうけど、法人税を下げるってあくまでごくごく広い意味じゃ「保護」ですよね、ボウフラは、保護をしてある産業分野をダメにするってんなら理解できますけど、それで国際競争力をつけるって発想がもうわからないですよ。

 ボウフラはまぁそのうち日本に帰ります、日本は立派な民主主義の国だから、選挙には行くし、住む住まないは別にして固定資産税も住民税も払います。しかし、ある政策が国民「みんな」の利益になるという時代はもう遠く去ったと思っています。私達はみんな自分の立ち位置で戦略を立てるべきで、その限りにおいて「景気」という言葉を使うなら、まぁわからないでもない。というか、すでに日本の国にお住まいの皆さんは、結局は個人で戦略を立てるしかないのだと、思ってるんじゃないですか? その戦略にかなう政党がなくて、あのような投票率になったということじゃないんですか? 投票行動を起こしたのが有権者の半分って、民主主義がもう機能していないってことですけど、それも含めて民主主義なら、今あるかたちの民主主義そのものに対して、違和を感じ始めた人が、日本には層をなしているってことじゃないんですかね。もしそうだとしたら、手持ちの金を使わないというのも、子どもを産まない、生んでも1人というのも、結婚しないのも、自分達が生み出してきた民主主義のもとでの政治の形への疑問提出だったのかも知れないですよ。

 あれ?

 どこまでが民主主義なのかわかんなくなっちゃった。

« 「もの」にまつわる考察 | トップページ | 私は他民族の海外での失敗を笑う人間が嫌いだ »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/60884707

この記事へのトラックバック一覧です: 稲田先生だから景気ってどういう意味ですか:

« 「もの」にまつわる考察 | トップページ | 私は他民族の海外での失敗を笑う人間が嫌いだ »