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2014年12月19日 (金)

ポークソテー焼きながら安倍の夢を見る

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 アメリカが何を考えているのかさっぱりわかりません。

 不気味な崩壊の予兆だという気もするし、ユダヤの機関投資家同士の対立が背景にあるという気もします。いずれにしても、ボウフラにはわからないことばっかりだ。

 CIAが中近東で情報収集のためにひどい拷問をやってたって発表ですけど、要するに議会はCIAを解体/弱体化させたいのですか? 新しい諜報機関が別に創設されるということですか? それとも単に政治上の反目がこういう形になって表れたということですか? オバマはこの件をどう収束させるのかなと思ったら、特にコメントしないで、キューバとの国交回復という全く新しいフェイズがアメリカをめぐる話題の中心になったわけですよね。キューバ危機から50年以上が経ったんだし、フルシチョフのソ連ももうないのだから「何を今更」という気もするけど、まぁこれだけ近い国が国交を欠いていたというのもたしかに不自然ではあります。こちらのほうはわからないでもない。観光とサトウキビと葉巻ぐらいしか産業のない島国がアメリカと国交を欠いたまま強い社会主義国で有り続けたこともボウフラには謎だけど国交を欠いていたからこその強さだったかも知れない。

 一番分からないのは、原油価格が5年ぶりの低水準で推移しているという時に、それに機関投資家が介入しないこと。何たって54ドルというのは安すぎでしょう。もともと、原油が下がり始めた時、ネット上の解釈はロシアに対する経済制裁の一環でありました。それは正しいと思います。石油とガスが重要な(というかほとんどそれしかない)売り物であり、外交カードでもあったプーチンのロシアを困らせようと、それならわかる。でもOPECが一時的にアメリカの言うことを聞くならまだわかるけど、今や逆にそのOPECとアメリカと、両方の首を絞めることになっていませんか? アメリカが大いばりで投資マネーを呼び寄せたシェールガスですけど、原油価格が75ドル以上ないと採算が合わないという話なんでしょ? その水準より更に20ドル安いわけですよね。シェールガスへと動いた何十億ドルもの(何百億ドル?)投資はどうなるんですか? OPECだって常識的には54ドルまでいったんなら価格維持のために大幅な減産に乗り出す時でしょう。シェールガスの立場から言っても減産して欲しいはずだ。それを、「減産しない」と早々に宣言してしまうOPECってのはどういうんだ。私はシェールガスがどうなろうが関係ない、大規模な投資をした人が破産しても親戚じゃないからいいんだけど、アメリカの投資グループが「アメリカの」ということで結束するなら、(今まではそうだった)シェールガスに投資し、一方では原油を買い(占めて)、価格を高水準に維持する、それが投資家同士の連携ってもんでしょ。

 わざわざ混乱、経済的な疲弊を招いているような気がしますけど。明らかに誰かが「減産はするな」と圧力を掛けているわけだけど、それが誰かもその目的もわからない。あらためて自分はボウフラだったと思うほかない。今までだったら色々な人のメールマガジンを読むと、全部じゃなくても一部はわかった。それが今回は謎ばかり。

 オバマのもとでおこった政府の閉鎖と財政の崖、それを今年三月、息をのんで見つめたのは投資家だけじゃなかったはずだ、ある意味では紅白歌合戦より(極めて不謹慎な言い方だが)『面白かった』。それが今回は、首をひねりすぎてもうほとんど捻挫状態になっている。それほどわからない。

 ルーブルの下落は、明らかに誰かの「仕掛け」だという気がする。ロシアが原油もガスも売れないとすると、たしかにロシア本人は困るだろうけどEUだって同じように困る。メルケルはオバマから「もっとロシアを困らせろ」と言われているだろうけどメルケルの「あたしだって困っちゃうのよ」という声が聞こえそうだ。

 そこで、安倍だ。私は時々夢を見る。安倍がプーチンに電話して、「どうせ帰ってこないドル債を購入するのはやめた。極東シベリアの油田を開発するのに資本を10兆円ほど投下する用意があるがどうか?」という。プーチンがどう返事するか、夢にしても興味がある。オバマは激怒するだろう。ちゅう国の酒席も「せっかく俺たち二人だけでいい関係を作ったのに割って入るな」と激怒するだろう。でも、実際に共同開発の資本投下をするかどうかは別問題だ。「する可能性があるよ」ということを匂わすだけでいい。記者会見をして、「極東の油田開発についての可能性を話し合うための準備を進める予定がある」というだけでいい。それだけで経済規模NO.1の国とNO.2の国の偉いさんが激怒する。愉快だ。

 

 ……そんなことを考えているうちに、哲学の石の上でポークソテーが焼けました。ちょっと塩味きつかったです。でも……これで、ワインもビールも飲まずご飯を食べるところが……。

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