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2014年11月26日 (水)

ごんじゃ様コメント御礼……文章トレーニングですかぁ……

 ごんじゃ様、コメントありがとうございます。そうですか日本語教師になるための準備中なんですか。それはすばらしい。大歓迎申し上げます。私は20157月あるいは20167月に日本に帰りますが、心より嬉しく思います。残念ながら中国では、最大で140万人(統計の取り方によって……どこまで含めるかという……違いがありますが)いた日本語学習者はどんどん減り続けます。我が海南師範大学の生徒募集も、来年の9月入学者からは現在の2学級から1学級になる予定です。しかし、中国で日本語を教える外教の数は、それよりももっと深刻なカーブで減少しています。理由を聞いてみると(帰国者のもちろんごく一部ですが)理由は一部都市に残る反日感情に配慮して、ならびに大気汚染です。私の配偶者も日本語教育者ですが、かなり中国の人には親切にされたのですが、それでも大気汚染にはかなわないと言っています。

 人の素朴さ、親切さ、明るさ、物価の安さ(豚肉1キロ380円、蜜柑は2キロ買って190円)、学生の勉強熱心さ、人なつっこさ、魅力はいっぱいあるのですが……。

 今、ベトナムやフィリピンへ渡って日本語を教える人も多いし、また日本国内を仕事場所に選んだ人も多いですね。ごんじゃ様の仕事場がどこになっても、きっと向学心旺盛な学生に出会え、気持ちよくお仕事されることと確信します。

 さて、文章を書くトレーニングをしたかどうかということ。正直、困りました。当たり前ですが自分で文章をうまいと思ったことは一度もありません。私は一種の活字中毒患者で、日本にいる時はご飯を食べている時もバスを待っている時も歩いている時も必ず書籍を読んでおりました。「その作家の著作は全部読む」という書き手を、何人か決めています。それも繰り返し読みます。「海辺のカフカ」や「ノルウェイの森」はそれぞれ10回程度は読みました。そんなわけですので、真似をしようと思えばある程度、特定の作家のクセや比喩の繰り出し方は頭に入っています。口はばったい言い方になりますが、やっぱり、脳みその中にない言葉は、紙の上に出てこないです。そして、教科通信というのはその存在自体が「ふざけて」いるので、谷崎潤一郎や志賀直哉の言葉なんかを体内に入れない方がいいと思いました。この両巨頭の愛好者と私は絶対に話があいません。いっぽう、自分でも意外なのですが私は三島の文体は風邪を引いている時の熟れたパパイヤのようにすんなり体内に取り込むことが可能だと思っております。分裂症は天が私に与えた病気の形をした贈り物です。

 日本で高校教師をしている時に、全く(といっていいほど)生徒が勉強なんかしないので(宿題はやってくるが頭を使わない)コミュニケーション手段として教科通信を……まぁ日本語で書くわけだからこれも勉強だろうと……作るようになりました。無軌道な生徒を前にした時、

 1、単位で脅す(落第点つけるぞ)

 2、暴力で脅す(親を呼ぶぞ、とか)

 3、哀願する(たまにはオレの顔を立てろよ)

 ほかにもいくつかの教室運営手段はあると思うのですが、私の場合は3、を選んだわけです。一種のコミュニケーション手段というわけです。いずれにしても必要なことなのですから、脂汗を流して必死になっている間に、まぁプリントの1枚くらいはできて参ります。文章を書くのが早いか上手かということもあるでしょうけど、トレーニングの前にまずその「必要性があった」ということだと思います。私はついに、ただの1度も「受験校(底辺校、というのと同じくらいイヤな言葉だ)」と称される所に勤務することはありませんでした。300点満点の試験で12点ぐらいで入ってくる生徒もいるような、そんな学校も経験しました。算数で言うと繰り下がりのある引き算もできない生徒を前に何をするかと言うことです。私の場合はそれでも「日本語を話させる、日本語を読ませる、聞かせる」ということだったのだろうと思います。その結果が、教科通信です。私としては、とても楽しかったのであります。当然、管理職、中間管理職とはぶつかることになりました。その中には、この私でもずいぶん腹を立てた、そんな管理職もおります。村上龍が言う「すべての表現行為は犯罪である」が真実なのだとしたら、校長室でこうやって怒られているワタシは表現者なのだ、おぉついに私も表現者になった、と感動しました。

 あれ? 話が横道にそれました。

 でも一番腹が立ったのは、怒鳴らず、静かにこう言った教頭に対してです。

 「いやぁ僕もね、いち教諭だったら、こういうプリント、書いてみたかったですよ。」

 もう少しで灰皿を投げるところでありました。彼もそれを狙っていたのかも知れません。

 で……話はどんどんそれますが、それたまま、終わるのであります。これからもお立ち寄りくださいますよう、お願い申し上げます。まとまりなくてすみません。

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