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2014年11月 4日 (火)

これは真面目? それとも漫才?

 ある日、4年生の張さんが「先生、何か困ってることないですか?」

 私「特に緊急にはありませんが、大量のプリント類を毎日印刷するんで、インキがなくなったらどこで買うのか分からないことぐらいですかねぇ」

 驚くべし。

 数日後授業前に張さんが黒板の所にやってきました。「先生のプリンタに対応するインキはこれです。ネットでいろいろ調べて買いました。使ってみてダメだったら言って下さい。」

 私としては、日常的に残留インキをチェックし、タイミングを計らって頼もうかと思っていたのですが……。

 間違いなくL350対応で(たぶん日本では売られてない)しかも4色セットで26元(税金、送料込み)って、冗談みたいな金額です。何度もお礼を言って、受け取りました。

 夕方、彼女からメールが入りました。「安心しました。何かネットで購入するものがあったら私に言って下さい。」

頼りにしています、と返信しました。

 

 大学生は頼む前から行動を起こしてくれるのですが、さて大人、社会人となるとどうでしょう。

 1013日、居留許可申請のために外事処の某女史と一緒に公安オフィスへ行きました。説明では、2週間でパスポートを返せる、ということでありました。

 先週の金曜日、どう考えても遅すぎる、それに日本から、早く居留書のコピーを送れと言われているし、と思い、日本語科主任のS先生に電話しました。

 「私からも言っておきますが、あなたからも直接言って下さい、女史は英語分かるし、あなたは中国語は話されないけど英語大丈夫でしょう?」

 今週金曜日までに居留許可書下さい、パスポート早く返してください、ぐらいな英語なら言えます。小笠原諸島の漁船群団はとうてい民間操業だとは思えないけど本来の目的はなんでしょう? 中央はどこまで把握していると思いますか? みたいなディスカッションは英語でも中国語でも(日本語でも)できないけど。

 そんなわけで月曜日、直接担当部署に顔を出しました。居留許可コピー、パスポート返却、と用件を告げると、なんと室の責任者は、1ゴール差で負けているバスケットチームのキャプテンみたいな素早さで、「あぁ、それなら明日来てちょうだい。明日ならいつでもいいから。」

 ……こういう返事が返ってくる時は、何かおかしいぞ、と思うのが中国3年目の日本人すべてに備わった感受性だと思います。それでも私は、「じゃ明日、午後の授業が終わってから、5時半にここに来ます。OK?」

 当然、OK、という返事でした。実習をしていた大学院生は自分のメモに「明天下午5点半日本外教来到」と書き込みました。

 そして今日。

 ぴちりと鍵がかかっていて、何度ノックしても返事ありません。

 関係しそうな方に2本電話を掛け、「なんとかしてください」。

 すぐに返事があり、「相手は電話に出ません。」

 肩を落としてアパートに帰り、「明日ならいつでも」と即答した女史に電話、200%予想した通り無反応。ところが、メールには返信がありました。(しょうじき驚いた)

 「午後5時半にはもう業務は終わっていました。明日は部屋が無人なので明後日(中国語で言うと后天)来て下さい。」

 やっぱりねぇ。

 明後日というと木曜日。日本から「この日までに必要」と言われた日の、前日。

 

 いっそのこと冒頭に報告した張さんに注文して、居留許可書をネットで買って貰おうかしら。

 おあとがよろしいようで、……って、全然よくないんですけど。

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コメント

お久しぶりです。今、一時帰国中です、
中国では残念ながら中さんのブログが見えなくなっており、久しぶりに楽しく読ませていただきました。お気持ちはよく分かります。私も前任校で同じような経験をし、この国では強く主張することもときには必要だと思いました。良かれ悪しかれ自己主張する文化です。しかし落ち着いてしっかり話せば通ずるところもあると思っています。考え方や思考回路が違っていても結局人と人ですから。ちなみに「何も聞いてこなかったから採用した」というのなら少し心配です。気を遣わなくて済むから楽でいいと思われている可能性がありますので。くれぐれもご健闘をお祈りします。

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