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2014年11月15日 (土)

ついに海口最高の観光スポット「騎楼老街」再訪

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 どうしても再訪したかったのが、騎楼老街。チィロウラオジェであります。
1月に初めて訪問した際、案内して下さった大学の先生は、「1930年代に日本人が設計した町」とおっしゃいました。コンクリ-トの建物がゆるやかにカーブする道の両側にどこまでも並んでいるのでありますが、ちょっとした装飾に中国人らしい美的センスが感じられ、年月の重みがそれにプラスされて、何とも味わい深い商店群だったのであります。漠然とした区画のような物があるらしく、厨房用品を専門的に扱う区画、履き物の区画、婦人服、食べ物、カーテン地などの布一般、と、お店が固まることになります。1月の訪問時、私は美術品を扱うお店へふらふらと迷い入り、海南島の鳥ばかりを描いた4聯の、それぞれ幅二尺ばかりの掛け軸を商店主から「セットで300元」と言われて完全に頭に血が昇ったのでありますが(値切る前ですよ、最初に相手が言ったのがその価格ですよ)、今回そのお店を発見することはありませんでした。発見しなくて良いのであります。絵は、EMSで日本へ送ることができません。持ち運ぶしかないのであります。日本の空港へエッチラと運んでも、たとえば関西空港から赤平の自宅へ送ることができません。宅配業者に、いくら「破損しても抗議しないから」と言っても、送ってなんかくれないのであります。絵はいったん買ってしまうと大変であります。

 大変だから、欲しいのであります。あ、混乱してきた。何しろ絵というのは飾ると部屋が、一軒の家が、激しく変貌します。……もっと混乱してきた。

 

 さて、今回再訪できたのは、すばらしい先導者の好意によってであります。

 「バスは『钟楼』で降りて下さい、そこへ行くバスが見つからない場合は、東湖から博愛南路を北上して下さい。約2キロで『钟楼』に着きます」と、電話で丁寧に教えて下さり、説明通りに進むとその『钟楼』で、待っていて下さったのであります。その方は、お名前を書くわけには参りませんが、海南島在住5年目、もちろん中国語には堪能で、NHKが海南島関係の番組を撮影する際にはレポーターを務めるという、有名人。張りのある声と華やかな笑顔を持つ、それでいて私に情報を下さる際も、「教えてやっている」というニュアンスが全くない、すばらしい方であります。

 『钟楼』をスタートに、観光が始まりました。1枚目の写真の、後方の建物がそれであります。東大の安田講堂に似ております。海口市の騎楼老街は、ハルピンで言うなら中央大街に該当します。最大の観光スポットと言って良い。ある区画は、1930年代の設計・施工のまま、古色蒼然とした重みを保ち、ある区画は昨今の中国の都市らしく、若者向けに近代的に再開発されている。日本の百円ショップみたいな「10元ショップ」がある。品物には日本語の説明が書かれている。小吃街(軽食食堂や屋台の並ぶ通り、あるいは区画)はどこにもであるが、ここには昔のそれと近代的な若者向けのそれとが併存している。ウィークデーの午後2時というのに、新しい方は人で溢れている。大量の電動バイクが流れている解放東路・解放西路は両側がびっしりと衣類や携帯電話を商う商店街で、ものすごい活気に溢れている……。

 『地球の歩き方』が、海瑞墓と五公祠をとりあげながらこの騎楼老街を抜かしのは偉い。なぜ「偉い」のかをちゃんと説明できるほど私には文章力がない。でも少なくとも皮肉じゃない。

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 先導して下さったかたの、よどみない説明を聞きながら、2時間半の観光、終了。樹齢千年の花梨の古木も海の女神を祀る堂も興味深かったけど、きっともっともっと深い魅力が、この騎楼老街には、その歴史には、あるはずであります。

 もちろん、「ひと」もそうであります。いや、「ひと」において、いっそう、そうであります。

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