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2014年11月14日 (金)

学内のピアノコンサートにすっかり陶酔

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 海南師範大学には、もちろん芸術学部があります。キャンパス内を歩くとイーゼルを立てて絵を描いている学生をしょっちゅう見かけるし、その棟の前を歩くと見事な(生徒とは思えない)様々な楽器の演奏が聞こえてきます。哀調を帯びた笛の音の、同じフレーズを何度も何度も聴いて、更に飽きないのであります。不思議であります。

 学内に、本学教授によるピアノ演奏会の案内看板が立ったのは2週間ほど前。私はその日が待ち遠しくて待ち遠しくてならないのでありました。13日木曜日、演奏会当日は、授業が終わるとまずは会場へ行ってみて、場所の確認をしたり致しました。

 演奏が始まるのは夜の8時ということなので、私は30分ほど早く行ってみましたが、驚くべし、演奏を聴きやすそうな席はもうあらかた埋まっていました。日本の音楽会のように幼児入場禁止とかじゃないので、小さな子どももいっぱい来ていました。私のすぐ横の席にもお父さんのヒザに抱かれた2歳くらいの子どもがいましたが、父さんが一言「シー(日本と同じ)」というと、演奏会が終わるまでじっと静かにするのであります。

 4手連弾ってどういう意味なのかなと思ったのですが、なんのことはない、ピアニストがふたりで1台のピアノを演奏する、普通の連弾でありました。この日のメインのピアニストは師範大の教授(とても若い)、もうひとり、北京師範大学から招かれた、教授(40代後半)、その連弾であります。

 第1部は、スラブ舞曲と、ごくポピュラーな曲を含むハンガリア舞曲。小学校の運動会でかかる、躍動感のある曲であります。とてもすばらしい。楽しみにしていた私の、その期待を上回る満足であったのでした。

 第1部連弾を聴きながら、ずいぶん変わった形のピアノだなと思っていたのですが、私の目の錯覚で、コンサートグランドが向かい合わせに置かれているのでありました。で、第2部は、ふたりの師範代の教授があっちとこっちに別れて2台のピアノを……こういうのなんという演奏なんですか?

 私には曲名も作曲家もわからないピアノソナタを2曲演奏(1曲あたり15分ほど)演奏して第2部も終わり、1時間15分の演奏会はあっというまに終わったのですけど、私にとっては心地よい、陶酔の時間。

 希望者がいれば(たくさんいた)ステージに上げて演奏者との記念撮影を許可するというおおらかさ、子どもにも鑑賞を許す寛容さ、鑑賞料を要求しない腹の太さ、……ううむさすが海南省の省都にある師範大学だけのことはある! と思ったのでした。

 腹が太いと言えば。

 向き合った2台のピアノ、紛れもなくスタインウェイのフルコンサート。ピアノの音については全く知りませんが、きらびやかな早いパッセージの多い本日の演目に、よくマッチしていると思ったのでした。1つの大学に、日本で買えば何千万するか知れないアメリカの最高峰のフルコンサートを、2台……。

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 2枚目の写真、ステージ上のふたりの女性の、むかって左側が北京師範大の教授であります。服装はずいぶん地味であります。ピアノには、くっきりと「スタインウェイ&サンズ」の字が、見えます。

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