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2014年11月24日 (月)

海南島五徳戦争

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 基本的に自炊であります。昨夜は、豚の肩ロースをニンジンとタマネギスライスと醤油だれに数時間漬け込み、オーブンレンジで
15分焼いていただきました。普通だったらビールのつまみですけど、私はこれでご飯をいただくのであります。

 外食は、独りでは決していたしません。金曜日に、先輩外教と近くの東北料理店で食べたシシャモの天ぷらは絶品でありましたが(悔しいことに日本のシシャモよりおいしい・・・それにしても? シシャモの? 天ぷら?)独りで食べるならそれだってしょうしょう悲しいのであります。次の会食は今週の金曜日です。

 さて、ハルピンでもここ海口でも、基本は自炊でありました。そうすると厨房が気になります。

 海口に到着した時、まずショックだったのはベタいち面のカビでしたけれど、ほかにもいくつかの不具合がありました。シャワー室の換気扇が動きません。厨房の換気扇は動きますが高いところにあるコンセントを危険を冒してつなぐと、スイッチに関わりなく換気扇が回り始めます。更に、ガステーブルの左側が点火せず(というかつまみが廻らず)23センチの五徳がすっかり腐って原形をとどめなくなっております。もちろん、鍋なんか載せられません。海口は湿気が高く、先輩に聞くと何でも錆び、何でも腐るそうです。それでも鍋を載せるために、表へ出て煉瓦のかけらを2つ拾ってきました。

 そして、住み始めて10日ほどして、こんどは水洗トイレの給水装置が壊れました。これは、文房具屋さんでたこ糸を買ってきて応急措置しました。

 ある日、外事処の専門の事務官さんがやってきました。30歳くらいの女性です。「何か住居のことで問題ある?」私は部屋を案内し、トイレを見せ、換気扇のスイッチを入れて見せ、ガステーブルに載せた五徳代わりの煉瓦を見せました。「以上を直して下さい。」事務官さんは、わかったわ、といって帰って行きました。

 それから1ヶ月。何一つ変化、ありません。私はある日、もう一度不具合箇所を写真に撮り、紙に印刷し、外事処に持参しました。「すでにあなたには3度言ったがまだ直して貰っていない。」彼女は、知っているわ、と、「氷の微笑1」のシャロン・ストーンみたいに無表情に言いました。スカート丈がシャロン演じる女流作家と違っていました。私は、「請早点修理」と言って外事処を出ました。

 結果は? 書くだけ野暮です。

 ある人は、ここは中国なのだから要求し続けることだ、要求がかなえられるまで言い続けないといけない、とおっしゃいます。その通りだと思います。しかしここは中国だが私は日本人です。少し大きな声を出せば希望が叶えられる可能性が高いことはすでに学習しています。しかし頼まれたことを何日でやるか、やらないか、ということは担当者の私への好意を表しています。外事処は私の生活の面倒をすべて見ているわけですから、その部署が発しているメッセージは「お前なんか日本に帰れ」ということです。そんな人に向かってなお何かを懇願するという文化は私の中にはない。

 残念です、生徒は、本当に本当に、最高なんですけどねぇ。

 

 そんなわけで、皆様、7月には日本でお会いいたしましょう。

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