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2014年11月 1日 (土)

私もいわた書店さん「1万円選書」組んで貰った1人

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 我が配偶者からメールがあり、「ネップ&イモトの……という
TV番組で、いわた書店さんの『1万円選書』を紹介してたわよ」ということでありました。メールは111日、本日早朝の到着、番組がいつだったかはわからないのであります。

 すでにいくつかのテレビ・ラジオ番組で紹介され、その画像・音声のうちいくつかは視聴させていただくことができましたが、ずっと話題になっているのだということ、知りました。

 私自身、岩田徹社長の世話になり、1万円選書を組んで貰ったこと、あります。1万円なので数冊でありますが、実に刺激的な書籍ばかりでありました。自分の持っている情報量じゃまず行き当たらない書籍ばかりだったのであります。

 たとえば、米原万里さんの「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」。

 私は女性作家の本はあまり読まないし、タイトルからして童話みたいで書店で見ても決して手を伸ばさないでありましょう。しかし、内容は想像と全然違う。作者がローティーンの頃、父の仕事の関係で東欧の(この言葉の無神経な使用にも問題があると、書籍中にあるが)ソヴィエトの資本で建てられた学校で学んでいたのだが、30年後、当時のクラスメートに会いに行く、そこで出会ったのは……という物語であります。ベオグラードはどうしてその名前で呼ばれたのか、「白い都」のあまりの美しさにトルコの軍は破壊を思いとどまったが、ずっと後に侵攻したソヴィエト(当時)の軍はためらうことなく砲弾を撃ち込んだ、という記事があります。

 私の、旧ユーゴなどの歴史についての知識は乏しいと言うより「ない」のだが、そのことを岩田徹社長はご存じだったのだろう。ただ小説形式なので(30年後の、親友との再会シーンはすごいリアリティーがある)そんな私にもすんなり理解できるのでありました。

 書店の社長さんは言うまでもなく「他人」であります。他人の自分が読む本を選んで貰うなんて、という人がもしかしたらいるかもしれない。逆であります、他人だからこそ、蒙を啓くことができるのだ。当たり前の話だが私は、自分の情報量で、自分の好みで、自分の必要性で、書籍を選ぶ。そこにはすでにある種の限界が、閉塞がある。自分の情報で「見える」世界がごくごく狭隘であることを、私たちはみんな知っている。いわた書店さんの1万円選書がかくも長く話題になり続けるのは、多くの人が自らの狭隘な情報による世界観に限界がありその限界はときに危険である、ということを皮膚感覚で知っている、そこに理由があるのだろうと、思います。

 それにしても。

 これは大変なことであります。

 岩田社長は、1万円選書を申し込んだ人から過去の感動体験や読書体験などの情報を得て、選書の選定に入る。ということは、これは発送や注文じゃないのだから岩田氏、個人にしかできない。いったい、1日に何件の「選書」が組めるのだろうと思いました。すでに数百件のバックオーダーを抱えておられるということだが、いささか社長の健康も、心配になるのであります。もともと多忙な人なので。

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