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2014年10月 5日 (日)

中国的荷物運送事情、打印机購入事情

 黒竜江東方学院から送った打印机(中国語。プリンターのことです)は、壊れていました。別に中国の運送会社だから壊れたわけではありません。日本の運送会社でも壊れる場合があります。私の梱包に問題があったというだけのことです。

 運送と言えば、ここは日本と違う点かもしれませんが、誰かが内容物の点検をします。黒竜江から送ったもののうちだいたいのものはそのままでしたが、私の朝晩の参拝用の仏具……私は敬虔な仏教徒……には、調査のあとがありました。香炉の灰がかなり減っていて、また再梱包の際に手抜きがあったらしく、荷物の中に灰が散らばっていました。もともとの灰の量がさほどでもなかったので、ダメージはありましせんでしたが、つい、日本との比較をしてしまったのであります。日本でも仏事用の香炉の灰は点検するだろうか。

 まぁ……見ようによっては、吸引すると精神にある影響をきたす薬物に見えないことはないかも。般若心経をプリントした香炉(中国人の周先生のプレゼント)にお鈴(りん)を入れ、その中に灰を入れてぐるぐるテープで固定したのだけど、それが「わざとらしかった」。

 あ、荷物と言えば、小物(本当に金目のない小物)が欠品していました。そのうちの一つが、満州里で買った85元の(安っ)腕時計。週に1秒しか狂わない非電波時計にしては良質のものだったんだけど、それが欠品。(嘘かほんとかわからんけど裏蓋には「ムーヴメントは日本製」と刻印)残念無念! で、この件を、「中国の運送会社は客の品物を抜き取るのか」と判断するのは早計というもので、これはたぶん「没収」です。どこかに、メーカーの名前を粉飾する刻印があったものと思われます。私は国内外の時計メーカーの名前を知らないので、知らないで使っていた、それだけの話です。たとえば、見つかることはまれですけど、RadoとかRongineとかいう刻印のあるイミテーションを持っていれば「本当は」空港イミグレーションを通過できません。今回消滅した時計は、その対象となったのでしょう。私が知らなかっただけの話です。あの時計にはブログにも書きましたが物語があり、しょうしょう惜しいのではありますが。

 で、今回のハルピン→海口の陸送で別のショックだったのはプリンターでありました。2012年の10月、中国アマゾンで500元で、生徒に買って貰いました。大量の仕事を文句言わないで仕事してくれたEpsonME350、見るも無惨に外形が割れ、ビニール袋中にインクが漏れ出ておりました。もちろんこうなると電子回路もお釈迦であります。

 すぐに代わりが必要です。

 いろいろ聞いてみると、生徒に依頼してネットで購入するか、電気製品を扱う店が集中しているDC城というところへ行くか、(タクシーで10分)それが普通であります。

 思いついて、裏門前の店へ行ってみました。例の鶏ガラの女性店主のいるパソコン部品屋さんであります。

 「EpsonMP350を仕入れてくれない?」

 「ここにキャノンのプリンターがある。420元で売るよ」

 「これはプリンターにしか使えないじゃないか。スキャナーとして使え、コピーもできるMP350がいいんだよ」

 「じゃぁ仕入れてあげるよ」

 「え、本当? いつ入る?」

 「明日の午後3時だね」

 さすがに、明日? 私は、全く信じておりませんでした。中国の人は人が良くて、その場で客を喜ばせようとしてこのようにおっしゃるのですが、本当はこのように翻訳しないといけないのです。「明日の午後3時に入ると、いいねぇ」

 とはいえ一応、約束の時刻に行ってみました。もちろん到着していませんでしたが、店主さんは覚えてはいました。「今日は来なかったけど明日には来るよ。来たら電話するから」。

 で、その明日になって……。しびれをきらせて店を訪問。

 もしかして、店主の中には、待たせるだけ私を待たせ、最後は店の在庫品であるキャノンのプリンターを420元で売る計画がある?

 現在までプリンターは入りません。店には毎日行きます。鶏ガラの店主はそのつど「来たら電話するから」

 こうやって、だんだんと私は中国的日常に埋没するのであります。一つの救いは、痩せた店主には私を馬鹿にする気持ちも、騙す気持ちもないということであります。

 「あんたいつ中国へきたんだい?」

 「929日夜だよ」

 「よくこの前の道歩いてるけど、いつも1人だね」

 「奥さんは日本にいるよ。今回1人で来たんだ」(我一個人来的)

 店主は恐ろしいことに「じゃぁ私がごはん作りに行ってあげるよ」

 愕然としました。同じレベルの冗談で彼女は「エプソンのプリンタを仕入れる」と言ったのか?

 で。

 このあとの展開は……?

 私はすでに、「109日には授業が始まる。それまでにプリンターがないと困るんだよ。本当に困る」と言っています。店主の返答は「大丈夫。それまでには入るから」であります。

 1、これがえんえん続くのか? 私はすべての授業プリントを手書きする? 来年7月まで?(そりゃ無理。書類の提出もできない。書類はワードでプリント)

 2、しびれを切らせて店主の陰謀通り420元のキャノンを買う?

 3、結局はタクシーでDC城へ行くことになる? あるいはネット購入カードを持っている生徒の世話になる?

 4、なんと店主の冗談は冗談ではなかった。(プリンターは本当に仕入れられた)

 ……これ以外にはありません。メールかコメントで予想送ってください。正解者にはプリントアウトした「海口日記」を郵便で送ります。

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