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2014年10月24日 (金)

ごんじゃ様yue様貴重なコメントお礼

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 お二人のかたから、貴重なコメントをいただきました。ごんじゃ様、フーナンのこと、とてもよくわかります。自動的に「フーラン」なってしまう。……私は、彼らは日本語学科に入ってきたから不自由しているだけで中国国内で日常生活を送っている限り問題を自覚することもないのだろうと思っていましたが、そう単純な問題でもないのですね。「私の出身は湖南省です」というたびに、普通語の人から「おや?」と思われてしまう。

 その混用はまさに河南省、湖南省で起こっているようなのですが、でも考えてみれば中国国内で暮らしていても方言の問題は発生するのが当たり前というものなのでした。

 ごんじゃ様は、私と同じく日本語教師でいらしたのでしょうか? それとも別なお仕事?

 黒竜江省の大学では、あるクラスが私の無聊をなぐさめるために夜にいろんな趣向を凝らしたパーティーを開いてくれたのですが、その中に、クラスでたった一人の湖北省の生徒のスピーチというのがありました。彼女は小学校からの普通語教育の成果あって見事な標準語をしゃべるのですが、いっぽう、湖北省にいる時は祖父祖母をはじめとする年長者と会話しないといけませんから日本風に言うとコテコテの南方方言もしゃべれます。それを、なんと余興にしてしまおうという企画なのでした。差別でも何でもなく単純にみんなで楽しもうというのです。彼女がベラベラと何かをしゃべり、「さて私はいま何を言ったでしょう?」

 答えに間違うと、罰ゲームが待っているというわけです。

 「劉陽が寮にいる時はみんなと全く同じ言葉を話しているのだけど、故郷から電話がかかってくると、その応対の言葉は全くわからない」と、みんな言っていました。彼女には、日本語の授業をしていてナとラの混用を感じたことはありませんでしたが、都市部、たとえば武漢の出身なのに「久しぶり」をうっかり「ひさしぶに」と発音したりする人は、いました。その中には今まさに奈良で暮らしている人がいるのですが、大丈夫だろうか。上の例で言うと、「ナナには鹿がムネで歩いています」と、言っちゃいそうだ。

 

 Yue様、なるほどなるほどそれがありました。「わからない」は時に「わかららい」時に「わかなない」となりそうですもんね。実際のケースとしては、「わかなない」のほうが多くありそうですが。こっちの例文も大量に作ってやろうと思います。

 そして本日(1024日の授業)あらたに感じたのは、「ひ」と「し」の混用です。何度言っても、「1960年代」が発音できない人がいたのです。「せんきゅうしゃく……」です。「な」と「ら」と同様、舌の動かし方がほんの少し違うと、「ひゃ」と「しゃ」が入り混じってしまう。これはでも、江戸っ子がわざと「ひどい」を「シどい」と言うように、もともと類似した発音? 江戸っ子は、そう発音しようと思えばどっちもOKなのですが、本日の生徒の場合には百も尺もどっちも「しゃく」でした。新たな課題であります。Yueさまおっしゃるように、大量の補講組ができあがるかもしれません。

 それにしても……だんだんわからなくなってきた。アメリカ中南部の人がクリスマスに食べるのは、しちめんちょう? ひちめんちょう?

 

 今日は、2人の4年生に引率をお願いし、海口市桂林洋の寺院「泰華庵」へ。残念ながら到着した時は閉館時間帯で、中に入ることはできませんでした。門前で数珠(いつも持ち歩いている)をもみしだき、参拝しました。それで充分であります。父母もきっと喜んでくれていると思います。

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