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2014年10月13日 (月)

海南島的買い物事情(1)果物と耳かき(?)編

 いくら海南島が緯度においてハノイと同じ、ハワイと同じと言ったって、10月になれば少しは涼しくなります。先輩のW先生は、「おかしい、去年はこんなに早く涼しくなんかならなかった、11月までしっかり30度あった」とおっしゃるのですが、そりゃ私という寒い男が来たからであります。冗談が寒い、常に懐が寒い。

 秋風が立つと、心なしか朝夕の散歩の際に体が軽い。湿気もだんだん下がるような気がします。そして、私が大好きなマスカットの甘さが増すようであります。海南島で買うマスカットは砂糖水でも注入してるんじゃないかと思うくらい味が濃く、甘い。いっぺんにたくさんは食べられません。それに、2キロの蜜柑と1キロのマスカットを買って20元(350円)って、冗談みたいな金額だと思えたものであります。現金な私は今じゃぁたくさんあるお店の中で更に「良心的で安いのはどこ」とか探すのであります。すでに日本よりずいぶん安いのだから文句を言わなければ良いのに。

 路上の果物売りのおばあさん、スーパーの中、果物だけを扱う立派な店舗の、エプロンを着けたイケメンの店員さんが客の要望を端正な態度で聞いてくれるお店……様々ですけど、どういうわけか値段はそんなに変わらない。ドラゴンフルーツ、竜眼、トゲトゲの、中からゴジラの子どもが出てきそうな形のドリアン、みんなみんな、「ええっ?」というような値段で売られております。果物は大好きでありますから毎日それこを狂ったようにたくさん食べたいのですが糖度が高いのでそういうわけにもいかない。残念であります。海南島には、果物の食べ過ぎで糖尿病になる人はいないのでありましょうか。

 私の配偶者も果物が大好きであります。彼女にも喜んでもらえそうだ。

 「なくて困る」というものがあります。

 1、五徳。

 海南島は湿気が異様に高い。鉄製のものは片っ端から錆びる、腐る。「どこで売ってますかねぇ。危なくて鍋が載せられないんですけど」とL先生(外教担当)に聞くと、「買えることは買えますが、それを交換するのは外事処の仕事。私が外事処に言っておきます」と心強い返事。しかし数日待つも連絡はなし。まぁ中国では1ヶ月待ちだって驚くには当たらないのです。以前ハルピンで電磁調理器が壊れた時、申告から5日目に新品が届いたことがあった。あまりの意外さに、外教の先生方にお集まり願い、パーティーを開いたものでありました。

 2、耳かき。

 以前、よし、今日は徹底的に耳かきを探すぞ、と心に決め、夕方の散歩をそれに当てたことがありました。スーパーと言わず薬局と言わず文具店と言わず飛び込んでは「有没有掬耳勺?」と質問するのであります。店員さんの返答は決まって「没有。」私の中国語が通じたのではなく、手真似であります。右手の人差し指を耳かきに見立て、ほじくる真似をする。

 中国の店員さんの態度はそれぞれで、日本で言うと「ごめんねぇないんですよぅ」という印象の方から、「あるわけネェだろ」という素っ気ない方まで、千差万別であります。もちろん「あるかい、んなもの」の返事にしても悪気はありません。日本人がだいたい、よろづに丁寧すぎるのであります。

 何軒目かで、「耳勺? あるよ、1元ね」という返答を得ました。あまりに嬉しかったので、その店の品物を全部買って帰ろうかしらと思いました。1元?

 残念無念、金属製でありました。形は日本で使っていたのとそっくりなんですけどねぇ。

 なおもこれを探す日が続くのであります。だってあなた、耳かきというのは木製竹製でないといけないでしょう。どっかにはあるはずであります。ハルピンでは私は木製のこれを、パソコン部品やで入手しました。なぜパソコンショップで売っていたか、そんなこと知りません。

 買い物は楽しい。

 当たり前であります、通貨というのは言葉なのだ。ある意味で最強のコミュニケーション手段であります。まったく中国語を解し得ない私がきわめて正確で効率的な「コミュニケーション」を成立させることができる、それは文法や発音を超越した「言語」なのだ。

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コメント

突然のメッセージ失礼いたします。

中国で日本語教師をされていたと知り、メッセージいたします。

私は現在、外国人のための日本語習得教材を作成しているのですが、中国国内での日本語習得希望者の現状を知りたいと考えております。
ズバリ伺いたいのですが、日本語を学びたい中国人はどのくらいいるのでしょうか?
特に、子供に日本語を習得させたい親がどのくらいいるのか知りたいと思っております。
子供をターゲットにした日本語教材の需要はどのくらいなのか、もしご存知でしたら教えて頂ければ幸甚です。

お忙しいとは存じますが、ご協力いただければ幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

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