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2014年9月 6日 (土)

旅人を送り出すときに感じる充足感と寂しさと

Raestsusantoshirokuma


 中国・江西省出身で黒竜江省の大学で学び、今年の春から日本の大学に留学することを選んだ学生さんが、奥さんを訪ねてきました。札幌、深川、富良野、美瑛、小樽、旭川など道内のあちこちを見学し、羊の牧場、あさひやま動物園や最近有名になった「青い池」、複数の露天風呂や回転寿司……数は少ないが中国にもありますが……を体験して、96日午前、青森に帰られました。我が家には4泊されました。

 配偶者が、「どこが一番楽しかった?」と、彼女に質問いたしました。その答え。

 「この家で家族の皆さんとおしゃべりしているのが一番楽しかったです。」

 一瞬、考えて……実はそれは私の感想でもある、と気づきました。

 彼女とは絶え間なく、色んなことを会話し、多くのことを教えてもらいました。中国語のこと、中国人の家族意識、親子の情愛の深さ……。

 実は、ほんらい彼女と私は会わないはずでした。この9月初めに来道することはずっと前から決まっていたし、いっぽう私は825日には中国への旅を始めるはずだったからです。

 ビザの発給遅れのために(あるいは、おかげで?)彼女とのながい会話の時が持てたわけでした。

 ごはんを食べながらの会話は、楽しいものでありました。

 幸運にもアルバイト先でごく親切な、留学生思いの、そば屋店主夫妻と知り合え、大学生としての暮らしも快調で、日本にどんどんなじんでゆく。私は私で、中国で体験した複数回の鉄道旅行のこと、その先々で知り合った人のこと、思い出を語りました。

 旅人を送り出すと、いつも不思議な充足感と、それから言いようのない寂しさを感じます。

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