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2014年8月14日 (木)

思い出を語り始めたら老人で、説教を始めたら廃人だ、と言ったのは……

Hikarusan


 お客次々、ラッキーな夏休みであります。

 中国からの留学生にも合計で5人、会えたし、ホンダのリトルカブに荷物を満載して東北から北海道、2ヶ月の旅をしています、という東京の大学生にも会えました。「そのヘルメットじゃ、虫が顔に当たって大変じゃないですか」という私の質問への彼の答え。「たしかに、虫は顔に当たります。でも、このヘルメットは景色が良く見えます」

 

 お客じゃないけど2人の息子が帰省してきました。1人は香港経由千歳着の飛行機で、もう一人はヤマハのリッターバイクで。

 このヤマハのバイクですけど、試乗してみました。赤平市内をだいたい10キロほどですけど。

 驚きました。ものすごく軽い。もう一人の息子が乗っていたのがVFR400R、それより軽い。更に、アクセルレスポンスが俊敏でびっくりする。ほんの少しの手首の動きに、がぁっと反応する。気持ちが良い。モードが3段階に切り替えられるけど、違いがはっきり分かる。私は10キロの試乗ではいちばんパワーの出るモードを使用する勇気がありませんでした。

 今時のリッターバイクはこんなに軽いのか。MT09のカタログデータでは、車両重量は180キロ以上あるはずだけど、「自転車のように軽い」と言ったらいいすぎだろうか。とにかく私が長く乗っていた初期型の9Rは車庫内の取り回しでもうんうん唸らないと動いてくれなかったけどたいへんな違いだ。スズキの1000やホンダのCBRはもっと軽いらしい。

 エンジン回転数と速度と、両方をデジタル表示することについての好きずきはあるだろうなと思いました。慣れの問題でありましょうが……。これだけは機械式の方がいいかな。

 試乗を終えて、MT09がすばらしいバイクだということは、わかる。900cc3気筒という斬新さにもひかれる。軽くて速い、ハンドルの切れ角の大きさもよろしい。機械的にも美しい。

 同時に、40000キロまで文句を言わないで走ってくれた9Rが懐かしくもある。65000キロまで(少しは文句を言ったが)走ってくれたCBR750Fも懐かしい。どっちのバイクもクソ重かったけど、それでも懐かしい。

 ん?

 懐かしい?

 風景に突き刺さってゆくようなフルカウルバイクでのロングツーリングは、「思い出」になったのか?

 道北一周、830キロ、日帰り。(CBR750F

 道東一周、720キロ、日帰り。(9R)

 稚内往復、690キロ、日帰り。(9R)

 それらを、思い出にする?

 「若い頃は俺もよ……」

 思い出話をするのは老人で、説教を始めたら廃人だ、と村上龍は言った。

 廃人?

 じゃぁその1つ前で、食い止めないと。

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