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2014年7月 3日 (木)

鉄拳制裁を「許容」し「期待」するという転倒

 このブログの扱いについてはよくわからないことがあって、自分で立てたブログなのに、自分でコメントすることができないのです。だから今回の古狸さんのようにコメントをくださる方があると、コメントでお礼をのべることができない。新しく記事を立てる必要があるのであります。でもそれもまた、考える良い機会であります。

 ありがとうございました。感謝申し上げます。お名前は、いつ書いても違和感ありますが。

 それはそれとして、古狸さんの岳父様は以前は先生でいらっしゃった。

 大先輩を前にして、恥ずかしい限りであります。

 鉄拳制裁を、本人はともかく親が「感謝」する、時に「期待」する、そのことのついての違和感は私にもわかります。私も、「殴っても蹴ってもいいです、息子が悪いことをしたらびしびしやって下さい、文句は決して言いません」というフレーズを何度聞いたことでしょう。

 責任逃れなのだと思いました。「息子が悪いことをしたら叩いて下さい」というのが、「叩かれるような悪い子には育ててないので安心して下さい」というメッセージだったらいいのですが、(それでもまともな親は言わないが)本当に子育ての経過にある種の「放棄」がある場合がほとんどでした。

 古狸さんのご岳父の、その言葉に接しての「違和感」は、私にもよくよくわかるのであります。

 そして、メディアの責任放棄。親の責任を追及するより学校、あるいは教育「体制」の批判をするのは、ただただもうそのほうが記事を書くのが「楽」だからであります。

 プロが、楽をして仕事をするようになったらその業種は滅びます。日本のメディアは本質を論議しないという点で、教育(この言葉は嫌いだが)についても政治についても、「滅んで」いると思っています。

 その、楽をして書かれた記事に安心してしまう親が一番良くないのですが。

 

 さて、ハルピンを離れる日が明後日に迫りました。中国に関しては、大学生や市井のおばちゃん、おっちゃんを中心とする「ひと」のすばらしさと、社会システムの(傲慢を顧みず言えば)未熟(信号を設置して人の命をいっそうの危険にさらすのは未熟だ!)のかずかずを、つよく意識し続ける2年間でありました。仲のよくなった屋台のおばちゃんが、いや屋台ともいえない、コンクリートの路面に粗末なクッションを置いて10元で商うおばあちゃんが、制服姿の城管から怒鳴られ、商品を蹴飛ばされるのを見るのはとてもとても辛いのでありました。私がいるあいだに、屋台の数は何分の1かに減ってしまいました。ある生徒に「城管が屋台を嫌うのは美的感覚の問題かな」というと、彼は「屋台からは税金が取りにくいんですよ、移動しますからね」と、もっともな解説をくれた。

 何度思い出しても感動に涙してしまうような中国の人の「人情」に触れたこともあれば、がまんのできないこともあった。

 それでも、「あなた、中国の人が悲しむようなことは書かないでね」という配偶者のアドバイスをもっともと感じ、基本的には「よいこと」を書いて参りました。

 日本へ帰るのを目前にし、私は自分が怖い。

 帰るなり、みぢかな人に中国の、今までいえなかった「悪口」を言い立てるのではないかと、怖い。自分の、制御能力の脆弱が怖い。

 

 武太郎ピザのおっちゃーん!

 おいしかったよー!

 3元は安かったよー!

 今、どこで店出してるのー!!

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