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2014年6月19日 (木)

日本語スピーチコンテスト終了

 外国語学部日本語科の比較的大きな行事、日本語スピーチコンテストが終了しました。

 原稿段階でエントリーした人の中から、予備審査を通過した13人が出場、いずれも見事なスピーチを展開しました。

 湖北省の出身者が毎年スピーチする内容があります。それは、「なにぬねの」と「らりるれろ」の区別がない省の出身者として入学当初、どんな苦労をしたか、というものです。これは実際に私も悩んだことがあり、一部の人は3年生になっても混同がなおりません。たとえば本人は「久しぶり」と発音しているつもりなのに、「久しぶに」としか聞こえないのです。

 今回もその話題でしゃべった人が2名いました。

 優勝は、まだ2年生なのに日本語の書籍を読破してその感想を述べた佳木斯出身の金さんでした。発音がとても綺麗で、日本人と変わらないのです。実は彼女は一時期、私の中国語の先生でした。

 2位は2名で、他人の評価を気にしてばかりいる自分がとても嫌だったけど、人間からどんな風に扱われてもマイペースで生きている飼い猫の「シロ」から、自分らしく生きればいいんだ、ということを教わりました、と語りかけた陳さんでした。彼女の、「そんな自分が、大嫌いです」という言い切りからの転換が、本当に見事でした。同じく2位になったのが、祇園精舎の鐘の声~という渋い語りを生かした、3年生のさん。「諸行無常」について語るというのは聴衆には難しいに違いないのですが、みごと演技力で2位を獲得。

 3位以下の人達の中にも、魅力的なスピーチを展開した人はいっぱいいました。日本人の先生を案内して出かけた長春の町で、偽満州帝国記念館に入りたいと先生が言う、あれは日本人の罪証記念館ですよと自分が言うのに先生はどうしても入るという、入ってみて……。という内容におどろいたのは、そして感動したのは、私だけではなかったと思います。他にも、自動販売機が日本には400万台あります、中国にも増えてきました、それが及ぼす影響は……という社会派テーマで参加した2年生、猫という動物は中国では怠け者の象徴だが日本では癒やしの主人公、という彼我の違いについてのべた2年生。

 おおいに楽しめた、そして感動したスピーチコンテストでした。

 

 若者は、日本でも中国でも一生懸命がんばっていますが、中年以上の男となるとちょっと心配です。

 特に、自分は何も偉くないくせにたまたま紙に自分の名前を書いてくれる人が多かったので議員をやっています、という馬鹿には開いた口がふさがりません。

 都議会でのヤジはごくごく低俗でここに書き写す気にもなれないものですが、議員という人の中には本当に本当に低俗な人がいます。そもそも選挙からして必要悪、異常な行為で、俺は誰より仕事が出来て人間的にも高潔なのだから次の日曜日にはみんな公民館へ行って紙に俺の名前を書け、と車のスピーカーから連呼するような文化は日本にはありません。それをやらないと議員になれないのだからはじめから日本人を捨てちゃってる。

 いい人間が集まるわけがないじゃないですか。

 ただ。

 「オリンピックもあるのにこんな低俗な議員のいる議会でいいのか」という発言には違和感を覚えます。

 高潔な議会がオリンピックという高潔な行事を招聘したわけではありません。

 どんどん凋落していく国家にあってセメントも鉄骨もいくらか消費しないといけないから、そのための税金の環流に合理性が必要だからオリンピックを招聘しただけです。要は経済行為です。

 金をあっちからこっちへ移す、その時に利益を生み出すといういかがわしい行為が「経済」なのだと私は思っていて、そのための大がかりな舞台が必要なだけだと、私は思っています。

 ただ。(2回目)

 汚らしい言葉を投げつけられたのが自分の娘や奥さんだったら、私は名誉回復のために必死で戦うでしょうね。

 「オリンピックもあるのに……」というコメントそのものが、この汚いヤジについて「どうでもいい」としか考えていない、その証左だと思います。

 「一都民として恥ずかしい」も、違う。

 今までは恥ずかしくなかったとでも思ってるのか。

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