« もうすぐ先生はいなくなります、先生は私の心を…… | トップページ | 中央大街でJBLサウンドを聴く »

2014年6月14日 (土)

あと3週間でハルピンを離れます

 何日かぶりに市場のある新中新へ。屋台の数がどんどん減ります。行政当局が、収税の円滑化のために屋台を撤収させ店舗保有を奨励しているせいです(と、ある4年生は説明しました)。いつも市場街入口近くで店を出していたおじさんは遠くから「日本朋友!(リーベンポンヨウ)」と声をかけ、頼む前に自慢の商品、スパイシーなミートパイ(の、ような、ハンバーグのような)を3つ包んでくれたのですが、どこで店を出しているのか、この日は、いませんでした。

 地下の市場へ行き、米を5キロ買いました。

 最初、私を見て「ロシア人、コメはうまく炊けるのかい?」と聞いたおばさんも、今では私がどこの国の人間か知っています。

 「今日で、あなたの米を買うのは最後だ。」

 「帰るのかい?」

 「うん。たぶん7月の5日頃に日本に帰る」

 「とうとう帰国だね」

 「あなたの米はとてもおいしかった」

 「ありがとう」

 そんなやりとりをしています。

 ハルピン滞在、あと3週間しかありません。

 ここまで私は、中国の良い面を見よう、好意的に受け入れ、自分の生活をなじませようとしてきました。それを自分に「言い聞かす」のにこのブログがどんなに役に立ったことでしょう。

 しかし、一方では、腹の立つこと、我慢の出来ないこともありました。早朝新中新の路上で店を出す屋台経営者を商品もろとも蹴散らす城市公安の横暴もその1つです。バスの運転、タクシーの料金ふっかけ(あまりない)、ある日突然説明なしに代わる生活ルール、交通事情。舗装をしない歩道、雨が降るとひどいことになる生活道路。

 それらを意識的に見ないようにしよう、なんとか自分の方で会わせる努力をしよう、としてきました。

 そうやって20ヶ月。

 まもなく日本に帰ります。

 日本に帰ったら、自分の口から噴出するかもしれない「マイナーな印象」それを語る自分の人間の小ささが、今から予測され、それがとても嫌です。

 自分はそれほどのもんだとわかっていながら、どうしようもなく卑怯になる自分の限界が、とても嫌です。

 「だったらこのまま中国にいればいいじゃないですか」という学習委員の王くんの声が聞こえてきそうだ。

 もっともです。でも永遠に中国にいることはできません。そして、自分の卑怯は、治りません。覚悟を決めてその卑怯に向き合うしかない。

« もうすぐ先生はいなくなります、先生は私の心を…… | トップページ | 中央大街でJBLサウンドを聴く »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/59812914

この記事へのトラックバック一覧です: あと3週間でハルピンを離れます:

« もうすぐ先生はいなくなります、先生は私の心を…… | トップページ | 中央大街でJBLサウンドを聴く »