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2014年5月18日 (日)

ハルピンのユダヤ教会訪問

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517日の土曜日は、ハルピン市中央大街近くにあるユダヤ教会へ。

 もちろん、文化財研究家であるI先生の先導であります。

 すぐ近くにはロシア正教の教会であるソフィアがあるから、異教徒がこの狭い区域でよろしく共存したのかと少し不思議になるのでありますが、説明を読む限り、ヨーロッパでの迫害を逃れてきたユダヤ人の皆さんは、ハルピンのこの地で大変な目に遭うことはなかったようであります。

 25元(400円ちょっと)を払って中に入ると、教会としての史蹟はそれほど重視されてなく、純然たる美術館として生き残っているのでありました。3層になっている回廊の壁面はびっしりと油絵、不思議な浮き彫りの壁画、それから写真で埋め尽くされています。音楽家をはじめとして、作家、詩人、化学者、スポーツ選手、……ユダヤ人の優れた文化人は枚挙にいとまがなく、チャイコフスキーにラフマニノフにレナード・バーンスタイン……おぉこの人もユダヤ人、この人もユダヤ人、と驚くのであります。国土を持たないユダヤ人は金融だけでなく広く芸術分野において世界の文化を牽引したのだ。そして流浪したのだ。

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 偉人の写真を、中国語と英語で書かれた偉人の伝記をたどると、この人達がどれほどのものを人類史に残したのか、あらためて驚嘆しないではいられないのです。

 さて、私達夫婦がハルピンにいるのはもう1ヶ月と2週間。

 あとは鉄路局を見て、孔子廟を見て、生徒が「動物の骨しかありませんよ」と悪口を言う博物館を見て、もう一度ハルピン師範大学北側の画廊を訪問して……。

 阿城の金王朝の遺跡ももう一度見たいのですが、それほど時間があるのかどうか。

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