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2014年5月 5日 (月)

久しぶりに、中国的恋愛事情

 1年生の教室で、1分間スピーチというのをやっています。授業開始時、2名か3名ずつ、前に出てきて近況を日本語でしゃべるのです。

 55日月曜日は、男子1名女子3名。

 男子1名は、「僕は日本の車が好きです、トヨタのスープラ、86、日産のGT-R、レクサスがいいです。」とスピーチ。もちろん聞いているクラスメートには日本車の車名の知識なんかありません。でもいいのであります。どの国であれ、車に興味を示すというのは男の子の基本であります。私も事情が許せばGT-Rに乗りたい。死ぬまでにパドルシフトというのを体験してみてもいい。まぁ世界1の名車は三菱のJ53ですけど。越えるもの、いまだなし。

 代わって登場した女子。双鴨山のLさんは、「彼氏と別れました。それで私は髪を切りました。もう仲良くなることはあり得ません、私はとても悲しいです。彼の幸せを祈るだけです。昨日の昼に母に電話しました。母は何も言いません。」

 私は、「あなたはすてきな人だし、それはみんなが知っています。」と、スピーチの感想を述べました。彼女はたった一言、「はい」と返事しました。

 次の女子も恋愛ネタ。「恋をしましたが、勉強も頑張るつもりです。」

 彼女の恋愛の相手は同じ教室にいます。彼女の決意は立派ですが、中国の大学生はさかんに恋愛をし、またそのやり方が派手で(校地の隅でよく言い争い、つかみ合いの喧嘩をする)しかも恋愛を始めると多くの生徒の成績が急降下します。相手が同じ教室、同じ科、同じ学部、同じ学年、同じ学校、の順に良くないです。よその大学、よその省に恋人を作る、という場合はまだましです。ひどくわかりやすいです。中国では日本の高校に該当する「高中(ガオチョン)」まで男女交際は禁止。手をつないで道を歩くなんてもってのほか。だから大学に入ると、堰を切ったように恋人作りをするのですが、意識的に「大学在学中は恋人は作らない」と決めている人もいます。それは美人に多い。

 同学に恋人が出来ると成績が下がるのは、男の方がひどいです。時には授業にも出てこなくなります。そして恋愛が終わっても教室に復帰しないのであります。まぁ、本学の場合男は払底しているので、すぐに次の恋愛が始まるのですが。

 「ダメ男ほどもてる」というのは、日本も中国も同じであります。理由は、恋愛とはつまるところ「関与」の欲望に根ざして始まるからであります。女は、関与を恋愛と勘違いしている。そして、男の方は無意識のうちにますます、「深く関与できる都合のいい人間」になってゆきます。つまりどんどん、ダメ男化するのであります。

 めでたし、めでたし。

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