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2014年4月 6日 (日)

「この2キロの豚肉で何を作るの?」「帰ってから考えるよ」

 

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 日本に帰ったときに、必ずされる質問というのがあります。

 

 「食事は、どうされてたんですか?」

 

 中国の普通の食堂/レストランをどう評価するか、それは日本人により千差万別。

 

 四川料理のめっぽう辛いのを好む日本人外教も当たり前のようにいらっしゃいます。「辛い」という以外、何もわからない私の舌でありますが、おぉ、この乾燥椎茸の味が、とかおっしゃってる。すごい、と思う。私は一度この店での食事会に参加いたしましたが、食材の下に敷いてあるピーナツ以外、何も食べられんかった記憶がある。それでも、翌朝まで舌がしびれ、何の味もわからなかった。

 

 ある種の中国のお店では、まず大量の唐辛子を、油で素揚げする。辛い、ピンクの油ができる。その油を調理に使う。揚げた唐辛子はいくぶんか辛さがマイルドになるから、それはそれで料理に使う。その方法を自分のアパートでの手料理に取り入れる方もいます。「中さん、金曜日の夜に食事会をしましょう。私のアパートに来てください。」

 

 出かける前に、思わず辞世の句でも書きそうになるのであります。

 

 生徒は私と一緒に食事する際には、わざわざ辛くない店を選んでくれます。安心なのですが、1人でファストフード店で注文するときは必ず「~は入れる? ~は挟む? ~は食べられる?」と聞かれ、それが絶対にわからない。適当に答えていると、とんでもないものができます。最近では、「ブラーダ(辛くないものを)」というのでありますが、それでも質問は相次ぎ、結局は指さしになります。赤い調味料を指さし、ブルブルと首を振る。首尾良く屋台で辛くないものを手に入れると、それはたいそう美味であったりします。1個で満腹になるピザが1つで3元(だいたい50円)なのでありますから、中国で3年間暮らせば一財産できるかもしれない。(あながち冗談ではない)

 

 やっぱり日本人は醤油と味醂だよ、鰹だしだよ、昆布だしだよ、というと、自分で調理するしかない。日本料理は一部の店を除きそれほど「日本料理」ではない。

 

 本日は、市場へ豚バラを買いに。中国人は、200グラム、300グラムという売り方をしません。おおざっぱなブロックで売ります。私は一番小さなブロックを指さし、「これちょうだい」「何を作るの?」「家に帰ってから考える」

 

 2キロの豚肉が、この日は400円ほどでありました。

 

 乾燥椎茸の戻し汁に醤油と砂糖を加え(順序が逆だ)、適当に野菜を入れ、豚肉を軽くあぶってから、放り込んで2時間ほど低温で煮ます。

 

 2キロのトンポーローは小分けして冷凍にし、料理する気になれない日に備えます。

 

 あれ? トンポーローって日本料理だっけ?

 

 

 

 

 

 

 

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