« 私が受けた「教育」が間違っていたなんて思わない | トップページ | 上に金椰、下に金老。芽をふく金椰、蘇る金老(しつこい) »

2014年2月 3日 (月)

海南島情話(1)しゃべる椰子の実のこと

Photo  4週間もいるのですから、毎日毎日宿舎で予習と復習というわけにもいかず、時々出歩きます。

 海口、ボアオ、中原、ジャージー(発音が日本の「体操着」とそっくり)。

 22日はボアオ、2回目。

 ここはかのライブドアが2005年に不動産投資を日本人に勧めた場所。その後政権が替わりまた替わり私には絶対に理解できない東京都知事のアメリカでの発言があり野田のこれまた理解不能の「決断」があり靖国神社参拝があり……。現在この投資計画がどうなったのか、私は存じ上げません。

 ボアオはものすごい勢いでマンションが建築されている土地。それを買っているのは基本的に本土で財を成した金持ちですけど、日本人も買っているそうです。それが、投機対象としてなのか自分たちで住むつもりなのか、もちろんわかりません。私を日本人と知らない不動産会社のPR要員の青年がパンフレットをくれました。計算したら日本円で570万円から、買えるようです。

 日本人が中国で不動産を買った場合(土地は決して買えない。最長で70年のリースでべらぼうに高い)、固定資産税がいらないというのは驚きでしたが、それにしても建築されているのはものすごい高層のマンションであります。セキュリティはすごいしそのための職員は複数名常駐してるしプールはあるしボートの係留施設はあるしカラオケハウスはあるし集会所もあるから、管理費は安くないはずですけど、いったいそれが投資物件としてふさわしいのかどうなのか、私はわからないのであります。(その前に最低価格の570万円が「ない」。ああよかった)

 ボアオがこれからどうなるのかわかりません。本当にたくさんの巨大なマンションが建築中で中にはもうパラボラアンテナが設置され洗濯物の干してある部屋もありましたが、それら工事がすべての目標を達成したらどんな土地になるか、想像もできません。香港よりも台湾よりも南にありしかもそれほど大きくない島だから夏でもそんなには気温が上がらない、冬はもちろん温暖(23日正午で29度)となれば、中国人があこがれるのはわかります。私だってあと1週間で厳寒のハルピンに戻るのかと思うと少しばかり憂鬱であります。

 「海的故事」というレストランがありました。有名すぎて入ってみたものの席がなく食事ができず。

 すぐ隣に「老人与海」というレストランがありました。知名度の違いか、こちらのほうはほとんど人影なし。鶏の手羽先のスパイシーな焼き物と昆布の涼菜をいただきました。これにビールの小瓶を3本とって、104元。日本円にして1760円ほどであります。店内から海を眺めると、なかなかの気分であります。涼しい風が吹きぬけ、夏の暑さを想像しないでよいのならさすが中国一のリゾートと言ってよろしいかと。

Photo_2  海辺に置かれた椅子に座って配偶者に「あのさぁ」と話しかけると、驚いて振り向いた彼女、私の顔を3秒ほど眺めておりましたが、やがてとめどもなく笑い出しました。

 「あぁびっくりした。椰子の実がしゃべったかと思った」

 スキンヘッドの効用であります。さすがさすが、天下のリゾート地は落語のネタにも事欠かないのだ。

 海辺はおしゃれな場所でしたけど、ちょっと、ほんのちょっと裏道に入ると、そこは中国、明日の命も知れぬニワトリさんが走り回っております。食堂街の歩道は人間が歩けないほど、椅子とテーブルで埋め尽くされています。少し隙間があるとすかさず果物やさんがやってきて小さな蜜柑(名前を知らない)や海南島特産の大人の親指大のバナナ、マンゴーなどを商います。リゾート地なのに商品の値段がハルピンとそれほど変わらないのも良心的であります。

Photo_3

« 私が受けた「教育」が間違っていたなんて思わない | トップページ | 上に金椰、下に金老。芽をふく金椰、蘇る金老(しつこい) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/59064479

この記事へのトラックバック一覧です: 海南島情話(1)しゃべる椰子の実のこと:

« 私が受けた「教育」が間違っていたなんて思わない | トップページ | 上に金椰、下に金老。芽をふく金椰、蘇る金老(しつこい) »