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2014年1月15日 (水)

海南島のニワトリは「オッカダセンセーイ」と切なく呼んで鳴く

 海南島へやってきました。114日午前5時半に約束どおりアパート前に立って同僚のK田先生と共に学校差し回しの車を待ちましたが来ず。付き添いの4年生が担当の先生に電話すると、その先生は早朝にもかかわらずすぐに車両基地に電話してくれましたが、運転手さんは「午前8時の飛行機なら、5時半じゃなく、6時出発で充分間に合うだろう」と判断して自分で6時に行くことを決めたそうです、どうもすみません、という返事。そこで、責任のない外事処の先生に「どうもすみません」と言われても。

 運転手さんの判断がどうして待つ側の我々に伝わらないのか、とても不思議ですが、それに腹を立て始めるとどこまでも続く中国的日常の海に溺れることになります。そこにいる全員が遅くとも午前4時半に起きて準備したのですが、そんなこと言うのも中国的日常にはフィットしません。

 わざわざ5時半に来てくれている中国人の大学生にも申し訳ないし、なにしろk田先生は始めての日本帰国、航空券販売会社ははっきりと「出国手続きも必要なので90分前には必ず来て下さい」と言っている、本当に間に合うのかと巨大な荷物3つを持ってk先生やきもきするのだけど、間に合う、と判断して自分で行動する時刻を6時と決めた運転手さんは立派な、自主的判断の出来る方であるのです。このあと、じゃぁその6時に来たかというとその時刻にも来ず、10分経過しても来ずこんどこそ当のk田先生、見送りの学生それに私、私の配偶者、さらに約束の5時半前にはしっかりと門を開けて待ってくれていたアパートの管理人の女性、揃って青ざめたのですが、自主性に富む運転手さんは615分、鼻歌を歌いながら、ゆったりと現れたのでした。

 「で? 乗車は何人?」

 依頼文書に、教員ならびに配偶者、見送り学生合計4名、と書いてあるのですけど、そんなの詳細に目を通して仕事をするのは自主的判断能力のない人間の所業なのであります。

 あとで大学生から聞いた話ですが、出国手続きを含め、k田先生は間に合ったそうです。ううむ、私も日本に帰ったらこの運転手さんのように自分の判断を大事にして……って、一発で信用なくすわぁ!

 私と私の配偶者は、国内線でまず上海、そこから乗り換えて更に海南島。待ちのやたらと長い今回の移動でしたが、915分、海南島の三亜空港に到着。なるほど海南島、別の世界に来たかと思うほど暖かい。(まぁ別の世界です本当に)私たち夫婦が滞在する予定の海南島の孔子学園の王校長先生は、ずっと早くから来て「中寛信先生」という札を高く掲げ、迎えてくれました。

 運転手さんは若い男性で、トヨタの車を運転されます。王という校長と同じみょう字の、孔子学園の近くの農村の青年。車は大変な混雑の中、空港の駐車場を出て夜10時に高速道路に入り、翌日(つまり今日)の午前015分、チョンハイ市の孔子学園に到着したのでした。空港から200キロ以上ありますからねぇ。

 道中、零下34度のハルピンから来た者としては椰子の木の連続する海沿いの高速道路からの眺めに、びっくり。本当におんなじ国なのかよ。

 海の上に直接立ち上がる(どやって建てたのよ)別荘にもびっくり。中国のお金持ちってどこまでお金持ちなのよ。ハルピンのお寺でひび割れて出血だらけの指で何の曲かわからない曲を二胡で弾き、参拝客からごくごくわずかなお金を恵んでもらっていた、そしてたったの半元(8円)もらっても水蒸気がびっしりと凍りついた口を不自由そうに動かして「謝謝」と言っていたお乞食さんを思い出して、「ホントに同じ国かよ!」と叫んじゃう私。

 でもそんなこと言うなら日本だって……。

 王校長先生が手ずから作ってくれたラーメン(めちゃくちゃおいしい)をずるずる夫婦で食べて、布団にもぐりこんだのが午前220分。

 朝8時まで熟睡するはずが……。

 なんとまだ暗いうちから、けたたましく鳴きたてるニワトリとガチョウそれからアヒルに、しっかりと起こされたのでした。

 中国のニワトリは、「オッカダセンセーイ」と鳴く。

 いくら鳴いても返事なんかしてくれないってば。オッカダセンセーイは杭洲に行っちゃったでしょ。もう少し寝かしてよもう。

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