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2014年1月22日 (水)

中国で2014年の「遅い遅い初夢」を見る

 「金を貸してくれ、利子をつけて返すから」というのが、普通の人の「借金の態度」であります。

 えんえんと「外国の金」で戦争を、しかも自国以外の遠方の地で、してきたアメリカ。

 私の認識では、一番沢山金を貸したのは中国で、二番目に沢山貸したのは日本であります。

 「利子をつけて返すから」と言ってもある時期からそんなことできるわけがないと世界中が知ってしまった。でも日本も中国も貸し続けた。ただし、両国の思惑は、随分違っていたのだと思います。

 いつかはこの貸付金を外交カードとして利用してやろうと、中国は考えたでしょうが、日本はただただ、対米従属という国策にのっとって、返ってくるはずがなくても、おとなしく拠出し続けた。

 私は安倍が、決してそんなこと言うはずがないとは思いながら、酔っ払って、「おいオバマぁこの野郎、貸してやった1300兆円の金のうち1%でいいから返して見ろや」と言うところを想像する。そんなことを想像している暇があったらちゃんとした知識を身に付ければいいのだけど。

 私はたとえ頼んできたのが力のある暴力的な人間でも、返すはずのない他人に金を貸さない。「お前の家の周りを見回ってやるし、万が一の時には助けてやるからよ」といわれても、私なら返ってくるはずのない金は貸さない。しかもその金は、国民から集めた「税金」なのだ。何よりいけないことは、歴代政府は、「このたびアメリカの外債を50兆円買いました」とちゃんと報道してこなかったということだ。

 財政の崖がいわれ政府の休暇が言われてもなお金を貸す、そんな国があったら間違いなく世界の笑いものだろう(実は困り者だろう)それが日本だ。

 防空識別権に対するアメリカの煮え切らない態度も尖閣諸島の帰属についてのあいまいな態度も、実はここに根ざしていると、私は思っている。中国は最初から、「返せ。返せないなら……」というために、貸したのだ、と私は思う。で、それがまともな国の態度だ。

 そしてもう1つ、中国は大きな外交カードを持っている。

 金だ。

 もう何年も前から、世界で最も沢山の金を産出する国は南アフリカから中国に移っている。産出量ではなく問題は鉱脈なのだけど、それが南アフリカなのか中国なのか私は知らない。しかし少なくとも「アメリカがコントロールできる国」では、ないだろう。

 アメリカは何年も前に、ありもしない金を、即時現物を引き渡す必要がないことから、複数の国に売った、というネット記事があるが、たぶんそれは世界の「常識」なのだろう。そしてドイツをはじめとするいくつかの国が「十年前にあなたの国から買ったまま預けておいた金ですけど返してもらっていいですか」と聞いたら、何が起こるか、とても興味深い。私のくらしにもいつかは影響が及ぶ、だから興味深いというのは不謹慎だが、それでも非常に非常に興味深い。19世紀から世界をコントロールしてきたアメリカが、崩壊はしないが「分散」する。アメリカという国の外形が替わる、興味深いと思わないほうがおかしい。アメリカは、「たしかに俺はもうコケるがお前のほうが先だ」とEUに言った。でもEUはなんとか持ち直しているように見える。同じように「お前が先にコケろ」と中国に言ったが、逆に中国は牙をむいた。(貸付金の返還と仮想通貨でしかなかったアメロの現金での償還を求めた)

 いやいや、いやいや、私は日本人。納豆と醤油味の料理の好きな日本人。

 対米従属は、どんなに自民党と霞ヶ関が「続けたい」と思ってもできなくなるだろうと思う。とすれば今更沖縄の美しい海を埋め立てるのが正解かどうか、と私は思う。どんなに日本が「海兵隊予算の一部を拠出させてください」と頼んでも、本国アメリカにそれを存立させる財政的条件がないなら無駄な申し出だ。とすると、少しでも脳みそのある政治家なら、対米従属が出来なくなってからの日本の外形についてすでにシミュレーションしているだろう。

 こうなると、安倍の、中国にもアメリカにも歓迎されない靖国参拝にはなんらかの外交的意味があったのかと思えてくる。どんなにODA資本を投下しても空港を丸ごと1つ造ってあげても「歴史を直視し謝罪せよ」としか言わない中国に対し、ささやかながら別の選択肢もあることを示したのかと思えてくる。

 以上。

 おくればせながら私の見た「初夢」でありました。

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コメント

 初めまして。
 私は「崖の下で暮らす」のブログを見てる中で中国で頑張っていらっしゃる先生を知りました。
現在は砂川市で生活しておりますが生まれは留萌市です。息子の次男、三男が少年野球をやっていましたので赤平市にもよく練習試合に行ってました。
 日本の隣国である韓国、中国とは近年にない嫌悪な状況で毎日その手の記事がネットや新聞紙面に載っています。ただただ国同士の政治的な駆け引きに国民は踊らされているような気がしてなりません。先生のブログに登場する中国人は日本人に対して憎しみの目をみんなが持っているようには思いませんし、逆に優しい目で接しているように見えます。政治体制や宗教の違いは仕方ないにしても平和な生活をみんな願っているはずなのに。
 最後に先生!私は「崖の下で暮らす」のブログから酒の匂いを感じるんですよね~。先生のブログからどんなものが感じられるか楽しみです。あはは

お体を大切にして頑張ってください!
 

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