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2013年12月27日 (金)

誰が安倍に「靖国へ行け」と言ったのか

 1226日。銀行と郵便局と某大学に、用事がありました。

 某大学へは大きなダンボールを3つ持っていかないといけなくて、黒龍江東方学院からタクシーに乗りました。いつものように「中国語は難しいね」「そうかい、あんたがいってるけど、俺はちゃんと分かるけどね、あんたの発音はなかなかいいよ」みたいな会話をし、いい気持ちでタクシーを降り、某大学での用事を済ませ、ラーメン屋で店のおばさんに世話になりながら食事をし、郵便局でも銀行でもこっちの語学力のせいで山ほどの迷惑をかけ、中でも中国工商銀行では立派な黒の背広の行員さんに往復20分も歩かせてしまい(中国銀行まで送ってくれた!)、行った先の中国銀行でも言葉の分からない外国人だからということで別の窓口で懇切丁寧に対応され、やっとのことで用件をすべて終わらせ、凍てつく空気の中アパートに到着(帰りはバス)、階段を昇りながら「今日もいっぱい中国の人の世話になったな」と思いパソコンの電源を入れてみると、瀋陽の領事館と日中技能者交流教会からメールが届いていました。

 「在留邦人は移動の際には気をつけろ。人ごみには近づかないように。」

 なにそれ。

 理由を知って、ひっくり返って驚きました。安倍が靖国に参拝?

 じゃぁ、なに? 経済のことより、(ホンダとトヨタとマツダが、ようやく新車販売改善のきざし、というときに……)私たちみたいな在中邦人の安全・快適な暮らしより、個人のこだわりが優先されるってこと? いやいやいやいや、安倍自身が百も承知だと思うけど安倍『個人』なんて宇宙のどこにもいない、安倍がどこで何をしようとそれは一国の政治的行為なのだから、更なるアジアでの関係の悪化を承知でしないといけないことがあったということ?

 「前任期中に参拝できなかったことは痛恨の極み、だから公約でもあるし参拝」って、そりゃ違うでしょう、どうしても参拝しろ、と焚きつけた、それが自分達の利益にかなう、という勢力が日本にあるということでしょう。でも私にはわからない。アメリカを失望させ中韓に国内平定の(短期的に、だけど)材料(というか口実)を与え在外邦人に緊張を強いても自分達には参拝が利益になる、という勢力の様相が、わからない。

 誰が安倍に、靖国へ行け、と言ったのか?

 さっぱりわからない。

 私が一時期夢想した、アジア共通通貨。それを主導するのが日本円だということ。「夢」は寝ているときに見ないといけないものだったのだ。そして、かなわないから「夢」なのだ。

 さすがに中国の人も、こんどは、日本車をひっくり返して暴れないでしょう。私のいる大学から学府路を少し北上するとホンダのディーラーがあります。トヨタの販売店は複数あります。ただの1人も日本人はいなくて、働いているのは全部中国人です。中国国内を走っている日本車は設計図が日本から来ているだけで部品の製造も鋼板の成型も組み立てもみんな中国国内で、工場で働いているのはみんな中国人です。だからホンダやトヨタの車が日本車かというと疑問もあるのだ。そんなことみんな知っていて、だからもう『日本車』に襲い掛かるようなことはしない。ただ、天を仰いで、「ああ~これでまたしばらくは売れないな」と、嘆くだけ。ユーザーは仕方なしに現代自動車やVWを買うのだろうけど、それが安倍を靖国に行かせた『勢力』の、利益に、かなう?

 全くわからない。

 27日の昼食は、福建省の劉くんと、学内食堂でとりました。

 「先生は、このたびの安倍総理の靖国参拝のこと、どう思いますか?」

 私は、このブログには書けないような言葉を使い、書けないような内容のことをしゃべました。

 劉くん。

 「そうでしょうか? 僕らも話し合いしましたけど、安倍がやめたら次の首相には期待しようね、というのが結論でしたよ。」

 いいなぁ若いって。楽観的になれるって、それ、立派な人生のアドバンテージだよね。

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