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2013年12月 4日 (水)

気にしてもしようがない汚染の話

 ハルピンの大気汚染指数なんて気にしなければしないでいいのですけど、ついつい、毎日、ネットで見てしまいます。さっきのチェックだとその瞬間は189でしたが過去48時間の最高値は500を超えていて、おいおい、物理的に500までしか計測できないんじゃなかったのかよ、と思ってしまいます。

 1年生と会話の授業をしていて、「今日の天気は、どうですか?」という質問に、ある生徒が「晴れです」と返事します。私が「どう考えても曇りでしょう」というと、「先生これが晴れです。ほら、太陽が出てるでしょ。先生が曇りだと思っているのはスモッグです」と生徒が言う。

 私にたとえば10歳にならないような小さな子どもがいたら真剣に悩むと思うけど、彼らは屈託がない。ハルピンの大気汚染について知らないわけがない。でも、「気にしてもしようがない」という態度で明るく暮らしている。

 強い? 鈍感? わからないのであります。ただ、1020日(暖房初日)当初、マスクをかけて重武装していた日本人の先生も、今じゃそんなの外して開き直っているようです。

 そうだよなぁ、どこへも行きようがないんだもん。

 この世をば、憂しと痩さしと思へども飛びたちかねつ鳥にしあらねば。

 結局のところ、工業地帯であり人口密集地であり風がなく上方に地上の大気を押しのける気団がないとなると、「汚染」は街を包んで動かない、そういうことでありましょう。

 若者は元気であります。

 この空の下、恋愛をはじめ、別れ、郷里を思って電話をかけ、母の声を聞いて泣き、バドミントンをいっしょにやりましょうと私(62歳だってば!)に無理な誘いを行い、断ると「じゃぁまた別なことで」とあっさり引き下がりしかしその「別なこと」の提案はいつになっても行われず、……つまり、日常そのままであります。

 龍ならばや、雲にも乗らむ、と鴨長明が言ったとき、京都は大変な災害のただ中にあったわけですけど、たしかに同じであります。生身の人間である以上、この災害(災害?)をおとなしく受け入れるしかないじゃないか。

 おぎゃぁと生まれた人間は一度は死にます。でも、私みたいな老人じゃない人は、このフレーズ、絶対に使っちゃいけませんからね。

 明日は汚染度チェックなんかしないやっと。

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