« 冬休み日本に帰らずハルピンで越冬するかも、と言ったら中国の学生は | トップページ | お互いを嫌って、相手が滅びることを願って何の得があるのか »

2013年11月16日 (土)

ハルピン越冬計画、その2

 冬休みに日本に帰るかどうかの結論がいまだ出せないのに、「帰らないかもしれない」と言っただけで、もう既定事実のように思う人がいることがわかりました。

 ある用事で私の部屋を訪ねてきてくれた3年生。

 「先生、冬休み日本に帰らないって本当ですか?」

 えっ、まだ決めてないよ、その可能性があるというだけだよ、と私。

 「さっき管理人さんに身分証明書を出したんですよ、どの先生に会いに行くっていうから、中先生だと言ったら、あぁ、その先生は冬休みに日本に帰らないんだよって。先生本当なんですか?」

 本当も何も、そういう『可能性がある』だけ。

 でも管理人さんにとっては何十室とある外教・留学生用の公寓のたった1室に冬期休暇中も人がいるというだけで、大変な手間なのだろうと思いました。暖房、配電、給水、その他に、それなりに気を使わないといけない。ちなみにアメリカ人外教7人も帰国しませんが彼女らはそろってある教会派に所属しており、冬は東南アジアの国を廻って布教活動しないといけません。よってハルピンにずっといるわけではありません。

 少なくとも管理人さんにとっては重大問題なのだということは、わかりました。

 何人かの生徒は、近くの商店を訪問して、春節前後の休業予定を聞いてくれました。まだまだ先だというのに。武漢に家がある3年生は、「湖北省は冬も暖かいです。私の家で冬を過ごせばいいでしょう」と言ってくれました。ありがたいけど、まさか大事な春節にそれを祝う生徒の家庭に乱入しようという気にはなれないのでありました。

 実際にやってみれば、なんということはないのだと思います。ただ、大量に書籍が読めるだろうということと、『越冬』という言葉の響きにわくわくする何かを感じるだけであります。「帰っていらっしゃい」という日本の方はありがたいことに少なくなく、中国にいたのでは絶対に味わえない寒ブリのハラミやイクラの醤油漬け、シャコの握りが魅力的でないわけがない。久しぶりにジープも運転したいし砂川高校スキー部の部長から譲ってもらったサロモンのレーサーを履いて歌志内へ行き、ちょっと筋肉をほぐしたいという気もある。

 でも、魅力的だからこそ怖い、ということもある。

 「無茶なこと言わないでちゃんと帰ってきなさいよ」という人に、うまく説明できないのであります。

 要するにガキで小僧なのだけど、ガキで小僧が自分のやっていることをうまく説明したらそれはもうガキでもないし小僧でもないのであります。

 中国入りをして以来、ずっと電話一本で何の用事もこなしてくれる人がいました。通訳さんであり授業担当クラスの「有志」であります。1月上旬、そういう人がいなくなる。

 さぁ、小僧どうする。ガキどうする。

« 冬休み日本に帰らずハルピンで越冬するかも、と言ったら中国の学生は | トップページ | お互いを嫌って、相手が滅びることを願って何の得があるのか »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/58587713

この記事へのトラックバック一覧です: ハルピン越冬計画、その2:

« 冬休み日本に帰らずハルピンで越冬するかも、と言ったら中国の学生は | トップページ | お互いを嫌って、相手が滅びることを願って何の得があるのか »