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2013年11月10日 (日)

中国人から道を聞かれて逆方向を教える東京人…何考えてんねん

 すでに日本への留学経験のある人が、一時帰国、土曜日の夜に一緒にご飯を食べました。

 福建省、アモイの近くに家のある彼は大きな目をぐりぐりさせながら、日本でのいろいろなことを教えてくれました。金閣や三十三間堂といった史跡にも興味がわいたが、彼が一番驚いたのは、旅行代理店の窓口だったという。じっとパンフレットを見ていると、「どうぞお持ち帰りください」という。「いくらですか?」というと、「無料です」という。

 この、綺麗な、立派なパンフレットが、無料? というのが彼の「驚き」だったわけなのでした。

 1980年当時、中国は日本に比べて貧しい国でした。そして今は、日本に肩を並べる経済発展を遂げた地域と、まだまだ貧しい省がある。そういう風に言い換えることができる、という見解でした。私は、「なるほど」と言いました。

 「中国の若者が一番たくさん留学する外国はアメリカだ。そして中国人留学生の7割超は、中国へは帰らない。」これについては、彼からの反論がありました。「それは古い資料です。今は多くの学生が帰国して、中国のために働きます。」

 このほかにも、私が常日頃言っている、尖閣諸島のこと(1970年代のように「棚上げ」が理想)この島の問題で日中がこじれ、誰が一番得をしているのか(アメリカだ)ということなど、話し合いました。

 中国はかつてのアメリカのように覇権をふりかざす国になるべきではないと私は思い、彼もそれには同感のようでした。

 印象に残ったのは東京での体験談でした。駅の前で商店の若い店員さんに道を聞いたのだそうです。店員さんに「中国人?」と聞かれ「そうです」と返答。彼は道を教えてくれたが、30分歩いても着かない。おかしい、と思ってもう一度聞くと、全く逆の方向を教えられていたことがわかったそうです。

 彼は「がはははは」と豪快に笑いましたが、笑い事じゃない、と思いました。

 自らの損になるようなことは、それがいま目に見えていようと見えていまいと、するべきじゃないでしょう。

 「彼以外のすべての日本人は僕に対して親切でした」と言いました。

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