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2013年11月15日 (金)

冬休み日本に帰らずハルピンで越冬するかも、と言ったら中国の学生は

 冬休みには日本に帰らない、ハルピンで越冬するつもりだ、というと何人かの生徒が「正月なのに!」と驚きましたが、「無理です」という生徒はいませんでした。わざわざ、中国語のできない私のためにアパートのアイリ(管理人さん)に聞いてくれた4年生もいました。そして、「春節の間も管理人さんは常駐しているそうです、でも冬休み中の暖房は普段より弱くなりますから保温には気をつけてください。水も電気も問題ありません。アパート下の4軒のスーパーは全部閉まります。たぶん先生は食料を新中新で買うと思いますが春節中はスーパーも八百屋さんも完全に閉店しますからそのつもりで。ちなみに運転手さんも休みを取りますからバスもタクシーもずっと少なくなります。地下鉄のことはわかりません。」という、詳細なレポートをくれました。もちろん、彼女は遠い虎林へ帰省します。

 少数ながら帰省しない生徒がいることはわかりました。理由を詳しく語りませんが、春節の間も出稼ぎ先から帰国できない両親を持っているとか、ハルピンで運転免許の試験を受けるとか、そういうことのようでした。

 何人かの1年生は、たぶん冗談でしょうけど、「じゃぁ先生のために春節が終わったら早めに寮に帰ってきてあげます」と言ってくれました。

 零下30度のハルピンで越冬したい、というのに、別に理由はありません。ただの子供みたいな(私は62歳の子供だ)好奇心です。私は中国にいる間、歩き方がすっかり日本と変わりました。特に夜です。ハルピンの道路には平気で穴が開いています、はまると捻挫しそうな深い立派な穴です。工事か何かの関係でしょうけど、表示も柵も何もありません。真っ暗なところに巨大な工事用のブロックがいくつも放置してあり、突き当たるとそのまま泌尿器科へ直行しないといけないようなダメージが私を見舞うでしょう。私は、マンホールのふたや道路の側溝のふたには絶対に足を乗せません、時にそれは「落ちる」からです。そしてそれらすべての事故が、「自己責任」のもとで処理されます。じっさい、うっかり足を乗せてしまってそれが「ぐらり」と動くと、自分の不注意を内心で激しく恥じます。

 こういうことを言うと、「そんなところから早く帰っていらっしゃい」と、ある人は言います。

 「だからここにいたいのだ」と、私は言います。

 とはいえ本当はわかりません。結局は1月中旬には日本に帰るかもしれません。そして安全な、しかも水も空気も格段にクリーンな日本で暮らせることの喜びをかみしめるかもしれません。

 でも、どっちが長生きできるか、本当のところ、わからないと思います。

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