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2013年9月10日 (火)

中国的教師節事情

 910日は中国の「教師節」であります。私の住むアパートの出入り口ふきんの伝言板にも、校地内の各学部活動内容PR板にも、「教師節快楽」などの掲示が出ます。行きつけの喫茶店(といってもバスで15分)には、「学校の先生にはスィーツが半額」というありがたい表示が見えます。半額って……もともとコーヒー10元(160円)ケーキも同じ値段なのであります。

 クラスの代表から花や喫茶道具などのプレゼントを受け取る日なのでありますが(私も去年はどういうわけか紙で作った花束や、複数の魔法瓶を貰ったりした)昔はこの日が学校休業日だったりしたのだそうです。

 そもそも中国では、教師節であろうがなかろうが、先生というのはとても大切にされています。私は幸運にも、か、あるいは実年齢より15歳ほど年長に見えるせいか、日本でも非常に大切にされて(実力じゃない。単に出会った生徒と同僚の先生に恵まれたということ)教員生活を送りましたが、中国のそれは、国家が設定した節日なのでありますから、私なんぞは「へ? 花なんか貰っちゃっていいんですか? 毎日が教師節みたいに思ってますけど」と驚いちゃうのであります。

 ハルピンだけじゃなく中国全土の風習であります。今朝は、午前5時半にメールが入りました。去年の1学期のみ授業してもう8ヶ月以上疎遠になっているクラスの人からであります。たぶん一斉送信システムなのでありましょうが、中国でだってメールはただじゃないし、そもそも大変な手間であります。ありがたく礼を述べ、「好久」と書き添えました。たぶん彼女は小学校の恩師にも中学校の先生にも、送信したことでありましょう。

 授業そのものはいたって普通に始まり、普通に終わります。

 さて、早朝の散歩。

 午前6時半には、いったん軍事訓練が食事休憩となります。ものすごい数の生徒が、一斉に陸上競技場から校内に2つしかない食堂に向かいます。歩きながらも、さっき習ったばかりの格闘技の型の復習をしたり友達の型を直したりしています。帽子を取り迷彩戦闘服を脱げば、茶髪にショートパンツの普通の女性大学生であります。迷彩戦闘服は全員が150元で購入するのでありますから、大変な「産業」であります。「終わったらどうするんだ」と聞くと、「回収業者に売ります。回収業者は中国各地の工場や石炭採掘場に作業服として売ります」「回収業者が引き取るときの値段は」「10元です」。

 本日のお題は『中国的教師節事情』ならびに『迷彩戦闘服はどうリユースされるか』でありました。ハルピンより中がお伝えいたしました。

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