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2013年8月 5日 (月)

いつか一緒に「柳河」を歌う日

 いつか「柳河」を歌う日。
 62年も生きていますと、いくつか「大切にしたい日」の「大切な思い出」というのができるのであります。
 ちょっと日にちが過ぎましたが、2013年7月17日は、私が10ヶ月の中国暮らしをいったん中断させ、帰国した日。
 成田空港近くに住んでいる長女の元に直行。
 当初は、成田空港近く、あるいは千葉のどっかでイタリアンでも? という計画があったのですが、長女が「手作りの料理で無事帰国を祝いたいから」ということで、その住居へ。
 鶏肉の照り焼きや薄味で仕上げた野菜いっぱいの料理は、「おお、日本へ帰ったぞ」と思わせるもので。そしてゴーヤのお料理は我が家(北海道ね)でもよくするけど、千葉県在住のわが長女がいつこれをマスター? と思ったのですが、実のところ料理に堪能な(味も色彩センスも実にすばらしい)パートナーさんが作製されたもののようでした。
 絶賛しながら帰国後初の日本料理を食べていると長女は「1品は私が作ったから」なるほど、えらい。えと……その1品って……?
 横でパートナーさんがニコニコ笑っておいででした。
 このパートナーさんに会ったのは去年の5月なのですけど、千葉県の某都市で活動している男声合唱団のテナーなのでありました。最初の会話が、
 私「男声合唱というと、最高の名曲が北原白秋の……」
 彼「ああ、『柳河』ですね」
 私「すばらしい曲ですね、♪もうし、もうし、柳河じゃ、柳河じゃ……」
 思いがけず合唱(2人だけど)になりました。
 あとで長女さんから聞いた話。
 私が得意げに歌った『柳河』は、1番と2番の歌詞が入り混じっていたそうです。
 それを、違いますよ、なんて言わないで、とっさに合わせてしまうところが優しい。
 合唱団じゃ、トップテナーじゃなくてセカンドテナーというのも奥ゆかしくて良い。(もちろん、トップテナーよりセカンドテナーの方がパートとしては難しい。3度あるいは5度下なので優れた音感が必要。)
 料理はうまい、(この日は、特にゴーヤがなかなか……)専門に対して造詣が深い。(長女さんの話だと京都の寺に行ったとき、珍しいコケが生えているのを見るとそこから動かなくなったらしい。)合唱団に所属している。決して口数が多くない。
 62年間生きてると、こういう人にも会える。人生捨てたもんじゃないのであります。捨てたことは一度もないけど。
 本当に、なんというか。
 ありがとうございます。

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