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2013年8月10日 (土)

中国の大学生から「~読みました」のメールが次々

 中国の大学生からよくメールが来ます。
 ノルウェイの森を読みました、ワタナベ君なぜそんなに退廃ですか。三島由紀夫の午後の曳航読みました、この作者は邪悪だと思いましたが続けて潮騒を読んで考え方が変わりました。限りなく透明に近いブルー読みました、中国には絶対にない、今まで経験したことのない読書でした。
 そりゃそうでしょう、と思いました。
 韓寒などの(どうということのない)小説を『出版制限』する北京の行政当局が、なんで村上のこの過激なデビュー作の中文訳・刊行を許すのかわけわかりません。
 ちなみにこの小説の映画化作品をDVDで持っている、というと、観賞を熱望する3年生がいました。ちょっとね……騒ぎになりそう。
 これを中国人に貸してもリージョンが違うので観賞できません。

 夏休みの間、せっせと日本語の勉強をする中国人大学生に比べ、私は遊んでばっかし。
 毎日2時間ほどオーボエを吹いています。どこで吹くのがよいかというと、風呂場であります。エコーがかかるので上手に聞こえる、それ以上に良いのは湿気であります。ただ、管体がエボナイトではなく木なので、吹いた後は丁寧に湿気を取り休ませます。
 最初は、配偶者が「死ぬんじゃない?」と本気で心配するぐらい体力(肺活量)必要でしたけど、だんだんそんなこともなくなりました。
 練習曲は、「イエスタディ」で、もちろん原曲のままでは音域に合わないので移調します。現在出せる音ギリギリで間に合います。ただ運指表見ていると、絶対にそんな高い音出せないだろうと思うところまで「出るはず」なのであります。
 最初は絶対にオーボエの音じゃない、この楽器は大丈夫なのかと思いましたが、最近になってだんだんあの『葦笛』に、近づいてきました。
 8月18日には中国へ帰還。来年の7月までは北海道へ戻りません。
 日本にいると、日本にいるのが良くなります。「やっぱ早く帰ってこようかな」と思います。
 中国にいると、「冗談じゃねぇ、あと2年でも3年でもいられるだけいてやる」と思います。
 それ、逆じゃなくて良かった。
 日本にあって中国にないもの……飲める水道の水、お刺身。
 でも……中国に着いて、「ここには刺身はないのだ。水も、買わないと飲めないのだ」と思うと、それには慣れます。対象がないと欲望は発生しないのであります。
 オーボエは、中国へは持って参りません。
 ユーチューブもフェイスブックも中国ではアクセス不可。でも、「そんなものだ」と思うと、それまでであります。逆にアクセスフリーだと、逆に寂しくなるかもしれない。

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