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2013年7月 9日 (火)

流木にしがみついてでも生きていて欲しい

 量販店で1980円で買ったビニールボートで沖にある島を目指した6人の若い男性。1人がまだ帰ってきていないという記事をネット上で読みましたけど、私が中国でそれを読んでいる現在、まだ発見されていないのでしょうか。流木につかまってでも、他の漂流物に身を預けてでも、なんとか生きて救助を待っている状態であることを願います。

 好奇心のない者を若者とは呼びません。大人に誉められることだけをしている、そういうことを探してばかりいる人間を「子ども」とは呼ばない。好奇心はしばしば恐怖や危険と隣り合わせです。私の子どもの頃、クラスに、スズメバチの毒針を集めるのが趣味、という命知らずがいました。この草はかぶれるよ、ヌルデといって毒に当たると全身が水ぶくれになるよ、と言われると触ってみないと済まない子がいました。親の自転車を使って一昼夜かけて海を見に行った同級生もいるし、石垣を見ると走って登ってみたくて押さえられなくなり頭からコンクリートに叩き付けられ一時的に自分の名前も言えなくなった男がいました。

 ゴムボートで島へ行き、首尾良く帰ってきたら、きっと素敵な別の人間になれ別の人生が始まるはずだ、と確信していたのです。私にはその気持ちが分かります。バイクにしろクルマにしろ飛行機にしろ宇宙ロケットにしろそうした好奇心の牽引があってはじめて私たち凡人が豊かな暮らしを営んでいる。

 ビニールボートで猿島を目指した若者はそういう意味で私の「恩人」であったかもしれない。だからこそ、流木にしがみついてでも帰ってきて欲しい、助かって欲しい、と願うのであります。

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