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2013年6月15日 (土)

QQ初体験、即刻退出

 男子生徒が2名の女子生徒と一緒にアパートにやってきて、女子生徒が食事を作っている間に、パソコンの電源を入れ、QQのソフトをインストールしていきました。簡単な使用方法を説明してくれたのですが、私ははじめからそんなの使って会話する気、ありませんでした。

 男子生徒は、「先生のIDは電話番号です、密マは(口へんに馬)生年月日です」といい、さっさとアクセスして「☆☆学姐が今出ています」と。

ためしに「こんにちは」と打つと、瞬時に返事が返ってきます。つまりはスカイプみたいなものなのかよ、と思いましたが、瞬間的に感じた違和感はだんだん不愉快に変わりました。

 数十秒後『学姐』は「※※さんは私と別れてたった数日でもう新しい彼女を作りました」と言ってきました。私は「あなたほどの美人は中国にいません、あなたほど性格のいい人は地球上にいません」と自分の文脈を彼女に押しつけ彼女の真面目な「そりゃありがとうございます」という返事を受け取りながら、早くこの世界から退出しないと、と思いました。「アルバイトで疲れたでしょう、早点休息、晩安!」と打つと彼女もあっさりと「晩安。」と返してきました。

 男子生徒が勝手にQQソフトを入れるわけがありません。私がどっかでうっかり軽く「QQってなんだ?」と口走ったに違いないのです。そのセリフは中国では、「誰かオレがQQにアクセスできるように来て世話しろ」というメッセージなのです。私はすでに学習を終えましたが、食事中「それおいしそうだね」なんていうともう最後、生徒は必ず「食べてください」と、皿にごそっと盛ってくれます。QQの時にもそれがあったに違いない。

 申し訳なかったけど、生徒3名が帰ってから、即刻ソフトを削除。QQはワードなんかと違い、さっさと潔くパソコンから「消えて」くれました。

 微博とQQ、スカイプとその他のチャット装置。

 そんなものがパソコン上に満載なら、そりゃ中国の大学生は朝から晩まで寂しいだろうな、と思いました。直感的に知り合っている友人としての「他者」が1人もいないとき、人は寂しくありません。絶対に寂しくなりません。自分が「友達だ」と思う人がその脳内で自分と同じようには考えていないのかもしれない、と思うとき、人は寂しくなるのです。だから友達というのは増えれば増えるほど、寂しくなります。

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