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2013年5月10日 (金)

強迫神経症人間中国の列車の旅敢行なるか

 コメント書こうとしても何度も拒否にあった、と、その文面をそっくりメール下さったかたがいらっしゃいました。私と同じ中国の教員で、赴任地はずっと南ですけど、体験している内容は共通したものだ、ということでございました。一晩かけて作ったプレゼンテーションソフトをUSBのメモリごとアパートに忘れて出勤してしまい、無駄になってしまった、その体験のあとアパートを出るたびにカバンの中を点検するようになってしまった、というお話でした。

 その方は、「加齢のせいでしょうか」とお書きなのですけど、私は若い頃からずっとそうです。タバコは31歳でやめたのだけど、その前はずっと灰皿の火が消えたかどうかひっきりなしに点検していたのだから。

 メールをいただいたおかげで、自分一人の病ではない、ということは、わかりました。

 それにしてもコメント拒否、というのはどういうことなのでしょうか。ニフティのシステムの問題なのか何かの単語が引っかかったのか。でも過激な単語をお使いになるような方ではもちろんないし。

 不思議です。

 さて、日本語を習い始めて7ヶ月ほど、ある程度会話できるようになった1年生が、機会を見つけては日本語のトレーニングをしてくるようになりました。今夜は金曜日、アパートの向かいの部屋、O先生のところには、男女取り混ぜておおぜい、これだけの人数の大学生が本当にアパートに入りきれるのだろうかと心配になるほど、訪問しています。一人暮らしのO先生のためにご飯を作ってくれようというのです。私は湖北省の生徒と学校食堂で夕食。武漢という町の魅力について、赤壁という、上方落語に出てくるお茶目な医者みたいな名前の観光地の案内について、話がはずみました。

 「先生、黒河までの10時間の汽車の旅は日本人1人では無理ですよ」

 「どうして」

 「切符を買うそこからもう、難しいですよ。乗り換え場所へ移動する、乗れたとして、先生の座席には必ず誰か座っていますよ、それ、どうするんですか」

 「なんで座ってるんだ」

 「中国では、誰もいなかったら指定席でも座っていいんです」

 「いい?」

 「習慣です。」

 「チェィズゥオウェイ、ウォディンダ」

 「いま、なんて言ったんですか?」

 「そりゃおれの予約座席だ」

 「絶対に通じません」

 「じゃぁ、予約チケット見せるもん」

 「それ、一番良くないです」

 「なんで」

 「あたりの乗客がそれを手にとって見せ合います。おい、こいつこんなの持ってるぞ、見せろ見せろ、そう言ってる間に先生のチケットは行方不明になります。10秒で消えます。」

 「どうしたらいいんだ」

 「学生を一人連れて行くんですよ、ほかの日本人先生はみんなそうしてますよ。」

 「いやだ、そんな迷惑かけたくない」

 「じゃぁ飛行機にするんですね。黒河なら1時間半じゃないですか」

 ……オーバーだと思います。中国人てのは時々自分の国のことを過度に「危険(ウェイシェン)」と言いたがります。

 しかし、どう考えても。

 強迫神経症の人間に出来る旅行ではないような。

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