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2013年4月10日 (水)

中国で日高晤郎さんを思い出す私

 中国では中学校、高校と恋愛は「禁止」だという話の続き。

 だから大学に入学すると、とたんに「解禁」になったのがうれしくて、校地内でも校地外でも、べったべたとくっつきまくる。ついでに勉強しなくなる。(全てではない。どちらかというと男に、その傾向が強い)なるほど、そりゃ仕方ネェなぁ、という話をしていると、ある3年生は、「冗談じゃないですよ」と。

 高校時代から、付き合う人は付き合ってますよ。恋愛禁止なんて、建て前ですよ。

 そっかぁ。じゃぁ何なの? 大学生になって恋愛できるようになったのが嬉しくて授業には遅刻する(付き合ってる女の方は遅刻なんかしない)宿題は時として半分しかやらないで出す(女の方はちゃんと全部やって出す)作文は短い、という私の観測は全くの間違い?

 「ホントにそんなこと信じてたんですか? 大学に入るまで待とうって人は男の中にはいないですよ。」

 まぁそのほうが健全かもしれない。じゃぁ※※! 君は中学高校とずっと遅刻してたのか!

 ところで、私は北海道のラジオ局、STVの土曜日の番組のパーソナリティー、日高晤郎さんを、深く敬愛しております。詳しくは書けませんが、恩人でもあります。その日高晤郎さんの言葉に、「女から告白されるような男になるな」というのがあります。実際は長いメッセージですけど、要するに「男としてのギリギリの緊張感を失った人生だから、女から告白されるようなぶざまなことになるのだ」というわけです。

 至言であろうと思います。日高さんの名文句はいっぱいありますが、私はこれが一番好きです。私自身は、ギリギリの、緊張感あふれる人生を送って参りましたので、61年の生涯で(まもなく62年)ただの一度も、女性から告白されるような『無様な』絵は描きませんでした。

 女から告白されるのは、緊張感のないダメな男だ。

 うう~ん気持ちいい。なんて気持ちいいんだ。

 誰の、なんという小説家忘れましたけど、恋人を追ってマッターホルンの麓までやってきた女性が、振られてアメリカに帰る、という中編(短編かな?)がありましたな。

 深紅の登山用ヘルメットを布で拭きながら、男は恋人の(正確には恋人じゃないけど)告白をごく短く拒絶します。「人間は一度に二つのことはできない」。

 おお、アインシュタインと同じ事をこの男は言ってる、と私は読んでて思いました。

 「これを言うためにここまで来たのよ」と女は言う。

 「それを言うには一番良くない場所だ」と男は言う。なるほど、マッターホルンの麓だからね。

 アイルトン・セナがこれからレースに臨もうというときに、告白する女もいないだろうからね。

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