« 世界最高のスポーツカーがポルシェカイエン? なんでFT86じゃないんだ | トップページ | 清明節、3連休、私は試験問題作り »

2013年4月 1日 (月)

本日は思い切り中国人のわるくち

 中国人のやっていることはこの国では合理にかなうのだから、日本からやってきたわれわれが日本人の感覚であれこれ評論することはやめましょう、というのが、我らが先輩、先任者の卓見であります。

 別な先生は、10年前、中国に赴任したばかりの頃、校地内にゴミを投げ散らからす男子生徒についに注意をしました。「何てことするんだ。ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てよ。」

 するとくだんの男子生徒は、「ボクらがこうやってゴミを捨てるから、掃除の人たちが仕事を失わないですみます。」

 10年間、変っていない事になります。たしかに、早朝からたくさんの掃除係りさんが忙しく働いています。大学生はけっこういろんなものを足元に捨てます。食品の包み紙、タバコの吸い殻、書けなくなったボールペン、町で配られる携帯電話の宣伝チラシ……。地面だけではなく、校舎内の階段の踊り場、廊下、教室のすみ……大体の日本人は息を呑みます。これでいいの?

 私は、良くない、と思います。どこの国だって処かまわずゴミを捨てていいわけがない。あえて、嫌われるのを承知で、私は言います。すると生徒は、「先生、日本へ行ったら絶対そんなことしません、大丈夫ですよ。」

 いや、そういう問題じゃなくて。

 逆に仲のいい中国人学生に言わせると、私が食事後、口や手の汚れをとったティッシュペーパーを丸めて鞄に入れたりポケットに突っ込んだりすると違和感を覚えるそうです。不愉快だそうです。「鞄の中が汚れるでしょう」「ズボンのポケットが汚いじゃないですか」「ちゃんとボク達のように食堂の床に捨ててください。」

 そういう時、冒頭の先任者の意見が頭をかすめます。

 でも私は中国人のようにはしません、できません。

 ダブリンの町を歩いていたとき、道路があまりにもゴミで汚いことに驚きました。バーガーの包み紙(アイルランド人は異様にバーガーが好き)家庭ごみ、もちろんタバコの吸い殻、使用を終えたバスのチケット。

 しかし、「汚ねぇなぁ。ちゃんとゴミ箱、あるじゃねぇかよ」と思いながら歩いていて、突然路上がきれいになる瞬間があるのでした。

 教会のそばなのです。

 キリスト様が間近で見下ろしていると、人はゴミを捨てないのです。

 どういうことなのだろう、じゃぁ、やっぱり捨てないほうがいいんじゃん。天空なる、外なる神を内なる神と感じるかどうかだよ。掃除のために雇われている人の失職を心配するのは2重に失礼だよ。

 で、中国……。

 考えながら歩いていて、目の前に突然、水柱が立ち上がりました。驚いて立ち止まる私。思わず、ズボンが濡れていないかどうかを見つめちゃう私。

 ナスターシャ・キンスキーが一番きれいだった頃みたいな中国美人が前を歩いていました。彼女は飲み残したミネラルウォーターを、勢いよく道路際の壁に、ぶちまけたのでした。

 合理的じゃねぇじゃん! と叫びそうになる私。

 ……いつになく中国の悪口を書いちゃいました。これ、教室で話そう。生徒たちの反論が楽しみで、あります。

« 世界最高のスポーツカーがポルシェカイエン? なんでFT86じゃないんだ | トップページ | 清明節、3連休、私は試験問題作り »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/57080760

この記事へのトラックバック一覧です: 本日は思い切り中国人のわるくち:

« 世界最高のスポーツカーがポルシェカイエン? なんでFT86じゃないんだ | トップページ | 清明節、3連休、私は試験問題作り »