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2013年4月18日 (木)

中国では季節はずれの雪が降ると

 418日に、ハルピンの街にはしんしんと雪。

 どこでもこのことを話題にしました。

 湖北省の人に、「こんな時期に雪が降って驚いてるでしょう」

 その人は「ええ、でも、そもそも湖北省は真冬でも雪ふらないですからね」

 黒竜江省鳥西(チーシー)の人は、わざわざ黒板前まで出てきて、女性の名前を書きながら、

 「先生、中国には『六月の雪』という言葉があります。季節はずれの雪、という意味です。」

 ふーん。

 「ある女性が罪に問われました。でも彼女は悪いことをしていません。『私の無実を晴らすために、6月に雪を降らせて見せます』といいました。6月に雪は降りました。中国では季節はずれの雪が降ると、誰かが自分の無実を晴らしているんだなぁと、みんな考えます。」

 来年は東洋大学という日本の大学へ留学したいです、という洪くんの物語でした。

 12組の学習委員長、通称OKさんを捕まえて、「なんで418日に雪なんか降るんだ」と聞いてみました。

 彼女はうんとうんと考えて、真面目に、そして大きな声で、

 「天気が悪いからです。」

 ……私も、中国人相手に漫才をできるようになりました。君とはやっとられんわ。

 ご飯を食べながら3年生に、

 私「午後の授業は何?」

 3年生「日本語精読です」

 私「なにやってるの? 今?」

 3「高村光太郎の、『レモン哀歌』です。」

 私「いい詩だね。美しい」

 3「はい、いい詩です」

 私「高村智恵子が死んだのは、たしか10月だ、秋だ」

 3「そうですか」

 私「それなのに高村は、『写真の前に挿した桜の葉陰に涼しく光る檸檬を今日も置かう』とうたった。」

 3「読みました」

 私「死んだのが10月でなんで桜なんだ。桜は3月の終わりに咲くもんだ」

 3「ずっと半年、奥さんのことを思い続けていたということでしょう」

 私「そうかもしれない。美しいね」

 3「美しいです」

 ……事実は違います。檸檬が問題です。智恵子が死んだのは1938年、今なら檸檬はどの季節にもありますが、さすがにこの時代には、桜と檸檬が両立しません。

 え? くだらないことしゃべるな? やっぱり私は★□※☆?

 ……6月に雪が降っても知らないから。

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