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2013年3月26日 (火)

私は誰の「身内」でもありません、匿名性の海で溺れるあなたとは違う

 書くだけでおおいに気持ち悪くなるという言葉が、あります。

 私がこうやって書いている「生存報告」ですが、思いがけず知己でないかたからも励ましや間違いの指摘をいただくようになりました。とてもありがたいことです。

 なぜ、このブログなのか……。

 実は、中国から日本へ、連絡するのはけっこう難しいのです。まず電話回線はいつもいつもはつながらない、というか基本的に「つながらない」と思ったほうがいい、と自分に言い聞かせています。携帯は全く日本へ発信しません。もっと高いのを買えばいいそうですがそんな趣味はありません。郵便は、届いたり届かなかったりで、そもそも「早くて1週間、かかって1ヶ月」とか言われると、その幅ってなんなの、と言いそうになります。EMSは非常に信頼できます。最速で日本へ4日でした。しかし、薄い封書が日本円にして1500円もするようでは、よほどのことがない限り利用する気になれません。逆に、日本から中国へは、90円で封書はきちんと、100%届きます。

 結局、日本の派遣エージェントや家族との連絡は、インターネットのメールに頼って、することになります。ヤフーメールが一番安定していますが、先輩在留者の話を聞くと、msnのホットメールは不安定なようです。gooも不安定だし、そもそもアカウントがとれません。ライブドアはポータルサイトそのものが閲覧できるかどうかわかりません。他にも、「日によって違う」ところがいっぱいあります。ヤフーブログは基本的には開かないのですが、数ヶ月に一度、突然開いてびっくりすることがあります。

 そんなわけで、生存報告は試した中で一番寛容だった、ニフティさんのお世話でおこなうことになったのでした。

 「ミクシィでやれば?」

 ちょっと想像力を働かせれば、『日本と違って』どこのサイトも簡単に開くわけではない、とお分かりいただけそうなものです。この方が、私を侮辱なさろうと思われたのかミクシィを侮辱しようと思われたのか、わかりませんが。

 しかし今回私がいつになく『生存報告』以外の趣旨で発言しようと思ったのは、想像力の破滅を原因とする間違った言葉を発見したからでした。

 身内。

 不愉快になる私はいいのですが、お書きになるあなた様の人生が腐ります。私が心配することではありませんが。この貧しい『生存報告』をごらんいただく方の中に、『身内』はいらっしゃいません。というか、その概念は理由なく匿名性の海の中で甘えあいそれを甘えだと自覚すらしない方にとってはまだ存在しているのかもしれませんが、少なくとも若い人は「日本では死語」であると、みなすべきです。この言葉は甘えに満ちたかつての日本では有効でした。昨今人間関係がここまで不安定で無原則になると『友達』という言葉が逆に安売りされるようにほかのいくつかの言葉と概念も『逆行』します。

 それは、非常に気持ち悪い。

 私のささやかな、ほぼ意味を持たない「生きてます報告」にそれでも時には励ましを下さる大切な方のことを、『身内』などという言葉で侮辱しないで下さい。双方の世界で個別の緊張感を呼吸している人間は、誰かを『身内』とみなして甘えさせてもらう、などという結構な境遇にはおりません。私は、自分が侮辱されることについては自分自身の責任、と考えることができます。しかし、私の記事にコメントくださった方が『その行動のために』私と『身内』であるかのような低級な誤謬に巻き込まれることを好みません。それはまことに申し訳ないことです。

 いくら書いても無理かもしれません。そもそも言語体系が違う、文法が違う、想像力という言葉の意味するものが違う。私にしても、『身内』発言者にこの記事が読まれることはない、読まれたとしても理解はされない、とわかっております。万が一この記事に反論があってもこんどは私が、その反論を理解しないでしょう。

 しかし、違うことは違う、と言わないといけない。

 

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コメント

なにをエラそうに そんな不便なところでアグラかいてるのよw 過去によほどラクな仕事をしてきたって言ってるようなものじゃんwww ほんとに苦しい人はそんな真似せんよ。退職金たっぷり?ただのスノビズムだけで鉄板演説かよぉ---happy01

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