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2012年11月19日 (月)

座して没落の時を待たないとしたら?

 黙って貧乏になるのを待つ、というのも1つの「態度」だと思います。

 1人の個人ならね。

 でもこれが「国家」になると……。

 ある国は、歴史が命ずる必然に従い、ゆっくりと、あるいは急速に、貧乏になった。

 文化的に世界の恩人であるギリシャ、地球上の「美女」の基準を決めてしまって今なおその範疇から出る自由を64億の人間に許さないギリシャ、今その国はどうなった?

 ユーロの「病人」ではないか。

 音楽、映画、絵画、その他の知的芸術の中心であった、イタリア。400年も前にイタリアで考案された楽器であるバイオリンは、今なおそのシェイプがほとんど変っていない。つまり、作った瞬間に歴史的「完成品」にしてしまう技術が、センスが、その国にはあった。バイオリンのシェイプはどっかを1ミリ変えてももう全体のバランスが狂うという。

 そのイタリアも、ユーロの……病人とは言わなくても、まぁ健全では有り得ない。

 かつて世界の土地を何パーセントか所有していたポルトガル。いまやユーロの最貧国。

 スペインは?

 フランスは?

 どんな国も、未来永劫、覇権を保ち続けることはできない。

 今、アメリカという国が落日の時を迎えている。ドルはもう風前の灯。さっさと消えて欲しいけど、往生際が悪くて悪くて、日本が「国債をそろそろ償還して」というと脅すし、オスプレイなんてアフガンや1970年代のベトナムででもないと使い道のない「兵器」を平気で押し付けるし、沖縄からいっかな出て行こうとしないし、日本が中国と仲良くしようとすると遠くから画策して邪魔するし、本当に始末が悪い。私はアメリカという国が嫌い。スピーカーはJBLだしギターはマーチンだし好きな監督はエメリッヒとスピルバーグだけど、それでもアメリカは嫌い。

 でも落日をとめることは誰にも出来ない。

 日本は?

 座して待つ、没落を認めて座して待つ、それは1つの哲学。ないし美学。

 でも、いくらか抵抗するとしたら?

 あらためて、ロシアに接近する。

 地球上の石油の4分の1は、今なおロシアにある。日本の技術で採掘する。僻地の油田から都市までのインフラ整備は「無償でやるよ」ぐらい言ってもかまわない。なんのための円高よ。

 実のところ、北方領土という外交カードをここまで温存したのは、ロシアにそういう計算があったからとちゃうの?

 と夢想しながら、明日の授業の準備を済ませ、ベッドにもぐりこむ私。おやすみなさい。

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