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2012年10月 9日 (火)

中国大学生最近的読書事情

 昨日も、色々なことがありました。

 夜自習では、「先生は国慶節が終わったら謝●(雨かんむりの下に廷)鋒の『黄色人種』を歌うって言ってました。練習しましたか?」と言われ、途中省略しながら歌いました。「5000年の時を越えて俺は厚い壁の古い城壁の向こうからやってきたんだ、見てろ俺は世界を変えるぜ、もう肌の白い奴らの思い通りにはさせねぇ、この国のすみずみに染み込んだ黄色人種の力を見せてやる」という、非常にパワフルな歌です。私が歌うと、「すみませんいつの間にか目立っちゃうことになって」という感じの、弱弱しい『黄色人種』になります。

 でも生徒はずっとニコニコしながら聞いてくれるし、楽しかったです。

 長淵剛さんの『乾杯』を一緒に歌いました。中国の大学生はものすごく歌がうまいです。

 アパートに帰ると、「友達に電話番号を聞きました」と言って、見知らぬ1年生からメールが来ました。「三島由紀夫では何がおすすめですか? 他に先生の好きな作家は?」という内容でした。基本的に私は三島は長編作家ではなく(豊饒の海は、なんか収まりが悪い、文章はきらきらと輝く水晶のように美しいが)中篇、短編作家だと思っていますから、「そりゃ『潮騒』でしょう」と書きました。三島には珍しい、ハッピーエンドの小説です。そしたら「今移動中です。列車の中で『金閣寺』を読んでます」と返信がありました。

 「他の作家は?」

 「村上龍(字がかなり違う)、村上春樹は全部読んでる、繰り返し読んでる」というと、驚くべきことに、「無限近似于透明的藍なら、読みました。あれを彼は映画にして、監督もしたというのは本当ですか?」という返信。私は、「本当です。私はそのDVDを持っています。かなり過激です。」と書きました。

 中国の大学生が、「限りなく透明に近いブルー」を読む!

 中日友好、ゆるぎなし!!

 しかしあの作品を中文訳するって……けっこうふところの深いところ、あるじゃん。

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