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2012年10月27日 (土)

そこにいるあなたが「中国」、ここにいる私が「日本」

 金曜日は、配偶者様が私のアパートにやってこられる日。

 全くプライベートなことなのですが、ありがたいことに大学側は公用車を手配してくれました。運転手さんは、私の質問に対し、「いつもは学長や学部長の用件でこの車を運転している」とおっしゃいました。車は中国の国産車なのですけど、サイズというか車格は日本のオーバー2000CCクラスで、たかだか外教の配偶者の出迎えなのにVIP待遇なのでありました。

 大学からハルピン空港まで40キロと少し。行きも帰りも高速で、あっという間でしたが、空港で1時間近くを駐車場でなく到着ゲートで待ってくださり荷物の運搬もしてくださり、誠に恐縮しました。

 誰が帯同するのか、上級生間で話し合いがあったらしく、指名されたのは3年生のRSさん。彼女は自分のプライベートな時間を割いて、普段着でなく装いを丁寧にととのえ、運転手さんと私たちの間の通訳、それから空港で両替や買い物等の必要があったときの備えとして、同行してくれたわけです。

 彼女にも運転手さんにも、車を回すべく交渉してくれた日本人教師担当の先生にも、深く深く感謝したことでした。

 中「これが私の老婆です」(中国では老婆(ラオバー)は奥さんをさす。老人の女性ではない)。

 RSさん「それは俗っぽい言い方です。今は太太(タイタイ)という人もまずいませんし、一番いいのは妻子(チーズゥ)でしょう」。

 中「チーズね。大好きです」

 RSさん「いやそのチーズじゃなくて。発音はそっくりですけど」

 ……アパートに到着しても彼女は、何が要りますか、夜具を増やすなら管理人さんに交渉してあげます、明日の天気予報は★★です、買い物に同行しますか、朝早くても夜でもいいから電話かけてください、くれぐれも遠方の買い物に、通訳なしで行かないように、などなど、流暢な日本語でアドバイスしてくれました。行きつけのスーパーの女性店主さんも果物屋の若い店主(私と仲よし)も、笑顔で「奥さん来てくれてよかったねぇ」と、言ってくれました。

 彼女が持ってきてくれた日本の新聞を、時間をかけて読みました。

 日本と中国の関係をこじれさせた東京都の知事が、2年以上の任期を残して引退、国政復帰とか?

 靖国神社の参拝に出かけない閣僚のことを、「あいつら日本人じゃない」と言ったのも、この人でした?

 日本人、中国人を、そんな単純な基準でバインドしないでください。

 あなたは80歳で国政に転進する、その際に、「中央官僚の独裁をただす」といったそうですけど、結果的にアメリカと『中央官僚』に利することになった今回のドタバタは、それじゃあなんなんですか。

 以上。

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