« 中国の大学生と島の問題をめぐり穏やかに議論 | トップページ | 『若者たち』を聴くのは一時おあずけ »

2012年9月23日 (日)

「もし戦争が起こったら」記事に対する腹立ち

 米国議会の議員の中に、「島の領有権を巡る日中の対立にちゃんと介入したほうが良いのではないか」という主張をする人が現れたようですね。

 まだ、公聴会での議論らしいですけど、将来国家の外交をめぐる論議の中でこれが採り上げられたら、今までのようなあいまいな態度から、米国は一歩踏み込む可能性はあります。何しろ、「踏み込む」のは好きな国です。

 でも私が考えるに、それこそが日本の将来にとって(ごく近い将来)「最悪」です。日本の政治家がそれに「期待」することが、最悪です。

 私たちの国はもう長いこと、対米従属という外交姿勢(外交ではないのですが)しか持たず、やってきました。(と、多くの人が言っています)平時においては情報と通貨が『兵器』ですけどその両者において圧倒的に世界の国々を凌駕する最強の国を後ろ盾に、世界の人口の2%もない国が中近東の石油の17%を消費するというような特別待遇を受けてきたのです。(と、正直に言うと何かで読みました)代わりに米国の国債を不断に買い支える、価値の下落を防ぐという役割を演じてきたのですけど、いつの間にか(いつ、どうやって、ということが本当にわからないのですが)中国が米国債の保有高で日本を抜き去りました。それ、聞いたときには狐につままれたような気がしましたけど、事実でしょう(たぶん)。

 外交カードがどんどん剥奪されていくわけです。私は米国は日本をいつか見放すと思っていますし、見放さないでも背後で支える力をいつしか失う(それも、そう遠いことではない)とも、思っています。間もなく政権党ではなくなる党の代表である野田にとっても、まだしも民主党の票を確保したいならこのたびの問題は「外交」のチャンスだと思っていました。今やらなくても、いつかは自立した外交を展開しないといけません。(生きてるうちにそれを見たいものです)

 アメリカはパキスタンをうまくコントロールできず、今になってパキスタンが核武装するのを黙認したのは大失敗だったと思っているはずです。もしかしたらそれは(印パ問題は)中国のほうがうまくリードできるかもしれません。アメリカはイラク戦争をうまく収束させられなかったし、(先代の大統領がやったことだということはあったにせよ)ユーロの問題にしたって(自国内にそれどころじゃない問題を抱えていたにせよ)ほとんど何もできません(しません)でした。

 すべての日本人が「対米従属以外の外交オプションを政治家は持つべきだ、それを見極めて自分の投票行動に結び付けるべきだ」と思っているはずです。(だといいなぁと、私は考えています)

 すっとそれで(対米従属で)来たのは自民党だし、霞ヶ関の官僚だったのだから、それができない日が来るにせよ先のことだといいなぁとオジンは考えるだろう。でも今生きている若者はこれから60年、70年生きます。若い人たちは、今回の自民党の総裁選候補者がそろって「対米協調の強化」(ついでに、原発の継続利用)を唱えていることに深い深い失望を感じているのではないかと、私は考えます。

 今回の米議会の公聴会の意見推移で「これでどうにかなる」とちょっとでも政治家が考えたとしたら、日本の国の自立はまた数年(数十年)遅れることになります。

 野田さん、中国に来てください、とだから私はなお、願っています。

 「お互いに『一歩も譲らない』と言い合うだけなら会う意味はない」と、野田さんが本当にそんなこと、言ったんですか? あなたが「行くぞ、話し合うぞ」といい、温さんが「いや、意味ない、来るな」と言うならその発言を国内外に利用する、それだって広い意味じゃ「外交」じゃなかったんですか?

 26日に始まる米国での外相会談ね。私はいつになく注視しています。それとメディアもこんなときなんだから、岡村隆史が海技免許をとったとかとらないとかそんなことはどうでもいいから(岡村はあたしと誕生日同じだけど)少しは日本の若者に良識と勇気を与えるようなことを言ったらどうなんですか? かつて中国漁船の乗組員を「尖閣諸島で」助けた経過とか、なかったですか? 1974年の沖縄返還の際に尖閣も含めていたということを中国に向かって明言することをしないあざといアメリカの意図をあばき、(そのほうがアジアでの米軍のプレゼンスが増すからだろうが)ちゃんと解説してみたらどうなんですか? もしそうならあたしだって知りたいよ。それに中国国内には大げさに言えば命と健康がかかった人だっているんでしょ、無責任に「日中もし戦ったらどうなる」なんて二度とやるんじゃないよ。

 だんだん、腹たってきた。

« 中国の大学生と島の問題をめぐり穏やかに議論 | トップページ | 『若者たち』を聴くのは一時おあずけ »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/589238/55731617

この記事へのトラックバック一覧です: 「もし戦争が起こったら」記事に対する腹立ち:

« 中国の大学生と島の問題をめぐり穏やかに議論 | トップページ | 『若者たち』を聴くのは一時おあずけ »