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2012年9月 6日 (木)

日本語話者としてそこにいること

 ようやく、私にも役割のようなものがわかってきました。

 「日本語話者」として、いなければいけない、ということです。

 黒龍江東方学院の日語実験班の人たちは、じつに入学後のカリキュラムの半分を、日本語に関連したことで構成されていることになります。先般入学した2012年度生は日語基礎12時間を私が担当し日語基礎文法編4時間を中国人の先生が担当します。

 週に、実に16時間が日本語のために費やされるわけです。

 4年生ともなれば、(もちろん3年生でも、2年生でも)自分の日本語がどのくらい通用するのか実際に話してみたくてしようがないでしょう。

 日本人である私だって、食堂で「ニューロゥバンミェン、シャオ」といって通常サイズより少し小さな肉うどんが出てきたら感動します。コミュニケーションというのは偉大な快楽なのです。生誕時からずっと話してきたネイティブ言語ではなくあとから意思的に獲得した言語であればなおさらです。中国には自動販売機もコンビニのマニュアルも一切ありません。ジュースがほしければそこへ行って、ウォシャンマイイーガーグォチー、と言わないといけません。通じない可能性もあります。(大です)それだけに、首尾よく手に入れた時には感動します。

 本日は昼と夜、生徒のみなさんと食事することになりました。現在食べているものの味、量、日本に来て何が困りごとか、あらゆることが話題になりました。もし、私が無口な、人生を上手にわたるけどストイックな人間だったら、ここにきてやることなんか何もなかったんだと思いました。

 おっちょこちょいに生んでくれた母親に、少し感謝しました。

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コメント

教師という立場で、日本で教えるのと中国で教えるのとでは違いはありますか?
日本の生徒と中国の生徒の違いなどはあるのでしょうか?

中さんが日本語教師として選ばれたのも、中さんの性格・人生経験などがあってのことだと思います
生徒さんが聞いて楽しいと思うことは、私たちの沢山の無駄と思えることだったりするんですよね
そういった経験をされてきた中さんは、生徒にとってみると魅力的な存在に移っていると思いますよ。

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